日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

この暑さで…体調を崩してしまう学生が続出

2015-07-17 08:46:58 | 日本語学校
 曇り。

 「台風11号」は四国を直撃し、そのまま突っ切るようす。日本海に出てから、東に舵を切ったら、東北地方が危ない…。何十年も前のことですが、北海道に台風が上陸したことがありました。ちょうどそのころ、友人の母堂が北海道旅行をしていて、這々の体で戻ってきました。

 北国は雨に弱い(雨といいましても、台風とか集中豪雨のようなものですが)というのが、その時の話を聞いた私の感想。東京の街が、2、3㎝の雪で麻痺してしまのと同じです。

 進路先に予想されている北陸地方は大丈夫でしょうか。

 さて、学校です。

「ジメジメとムシムシ」の暑さに、体調を崩してしまう学生が続出しています。特にどうにか三ヶ月を過ごし、四ヶ月目に入ったという今年の「4月生」。

 …先生、元気、ない…。だるいということばがまだ入っていないのですが、多分、そんな感じでしょう。もしかしたら、冷房のつけすぎ、あるいは、冷やしすぎかもしれませんけれども。

 一年間を日本で過ごした二年生達は、「嫌だ。きらいだ」と文句を言いながらも、経験があることから、この時期をどうにか過ごせるようですが、初めての学生達は、ちょっと参ってしまうでしょうね。日本人だって、体調を崩してしまう人が出るくらいですもの。

 とはいえ、4月に来日したか、7月、10月、1月に来たかで、これまた様子が違ってきます。もっとも、言えることは、7月と1月は、ちょっと不利かなあ…。

 7月に来た人は、この梅雨時の蒸し暑さにやられ、1月に来た人は冬の寒さに震え上がり…ですから。

 現在、学生達の、ほぼ全員が南国育ち。暑さは厳しくとも、こういうムシムシはないらしい。インドの学生はちょっと別なのですが、それでも、暑いときは、皆、無理をしないので、国にいたときは大丈夫だったのでしょう。

 ところが、日本では暑さ寒さに関係なく、いつもと同じように仕事をし、また学校で勉強しなければなりません。これが辛い。大変なときはやらなくていいんじゃないの?というのが、彼らの偽らざるところ。特にラマダンのころはそうだったでしょう。一人、インドの女子学生が授業に遅れがちになったり、休んだりしていましたもの。訊くと、「(ラマダンが)終わったら大丈夫」でしたから。

 でも、まあ、あと二週間です。あと二週間頑張れば、8月4日に「日光旅行」へ行った後は夏休み。ちょっとホッとできるでしょう。帰国する学生もいるようですが、ただ帰国した学生は一様に日本語力が落ちますから、気をつけてほしいものです。それから夏休みを日本で過ごしていても、アルバイトと同国人の友人との会話だけで終わっていると、休み明けに青ざめることになるかもしれません。

 二年生は進学を控えての計画、そして一年生はそれなりの計画を立てておかねばならないでしょう。…まあ、これは話だけ。計画を立てるという習慣のない人たち(立てたことすらないのでしょう)が、全員といわなくても、ほとんどですから。

日々是好日

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