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スーパーマリオカートの登場!

2016年02月16日 | O60→70(オーバー70歳)
▼スーパーマリオの着ぐるみを身につけたカート3台が、三田図書館の裏通りから、桜田通りに抜ける手前で信号待ちしていました。乗り手は若い外国人で、スマホを向けると、ご機嫌に手を振ってくれました。
▼「ナンバープレートが付いてないけど、道路交通法的にどうなのよ?」と思いましたが、車体に「レンタル公道カート」と明記されていたから、きっとOKなのでしょうね。それにしても、こんなの初めて見たのでビックリしました。
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『JTのM&A』(その3)

2016年02月16日 | たばこの気持ち
【082~083ページ】
この頃、株式や債券への投資のかなりの割合は、年金資金でした。現在でもそうだと思います。この資金は、私を含めた一般市民が将来の給付を受けるための年金原資であり、企業や国などが運営する年金の資産なのです。これらが、適正なリターンを求めることは、社会の安定にとっても必要不可欠なことです。
その結果、上場企業は、株主資本コストを上回るROE(Return On Equity=株主資本利益率)を上げ、長期にわたり継続的に株主価値を増大していく責務を負っています。一方で、最終投資家である我々一般市民から負託を受けた年金基金や投資家は、適切な規制を前提に、経営者に対して物申す責務を負っているわけです。これらの事実は大変重く、そのため、上場企業が資本の論理と別世界に住むことはできないと感じたのです。

【084~85ページ】
《手元現預金5000億円を活用する》
(1996年)当時、株式時価総額約1兆8000億円に対して、バランスシートには手元現預金が5000億円余りも積み上がっていたのです。最初にRJRI買収を検討した1988年には、現預金が乏しく、買収どころではなかったことを考えると、隔世の感がありました。
----上場企業で時価総額1兆8000億円、手元現預金5000億円の会社が、9000億円で50%超の株式を握られれば、実質の買収コストは4000億円です。---次の話を当時の幹部にして回りました。
「高級ブランドのスーツを買いに行ったとしましょう。値段は18万円でした。買おうかどうか逡巡していると、半額の9万円でスーツを売ってくれると言うではないですか。『よしっ』と、思い切って買って帰りました。家で再度スーツを着て、手をズボンのポケットに入れたところ、なんと5万円がポケットから出てきました。『9万円でも安いと思ったのに、4万円で書い買えちゃったよ』。これが、買収者から見たJT買収のコストなんです」と。

[ken]株式市場と年金の運用が、付かず離れずの関係にあることは、私も少しは分かっていましたが、それを経営者の覚悟として記載されている本書に触れ、「なるほど、そうなのか。こんな経営者も日本にはいるんだ」と嬉しくなりました。また、日本企業の買収リスクについても、10万円のスーツを事例にして、とてもわかりやすかったので勉強になりました。
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