たばこの気持ち

11月9日、久しぶりに日本武道館で、第46回全国吟剣詩舞大会を見て来ました。7～8年前には、合吟メンバーの一人として、二度、舞台にも上がったこともあります。詩吟を習い始めて12年が経とうとしています。未だに上達しない自分ですが、時にはこうして、全国レベルの吟詠をライブでお聴きし、今後の精進の糧にしたいと思いました。かつてお世話になった諸先生方にもお会いでき、いい１日となりました。なお、日本武道館は全館禁煙ですが、2階のベランダにずらっとスタンド灰皿が並び、その前で栃木県代表の諸先輩が、本番前の練習をしていました。

私は、若い頃から「克己心」という言葉が嫌いでした。持って生まれた怠惰な性格を自己肯定するための言い訳だったのか、それとも「どうせ、そんなもの意味がない」という投げやりな人生に対する姿勢だったのか、それを今さら悔改めようとは思いません。しかし、糖尿病は何としても克服しなければ、せっかくいただいた命を粗末にしてはいけません。それで、かかりつけのお医者さんと相談し、これまでの飲み薬を飲まず、1か月間週に2度、朝食前に血糖値を計測することにしました。その結果をみて、本格的な治療をする予定です。今どきは、とても便利な器具があるんですね。というわけで、少しだけ自分の「克己心」と向かい合ってみたいと思っています。