ユメのなかでも踊ってる

ただ今、お休み中。

「主流」へのプロモーション

2006年03月25日 | レース結果(覚書き)
3月25日は阪神競馬場で
第53回 毎日杯(G3)芝2000メートルが開催されました。結果は、
1着、7枠12番、アドマイヤメイン、牡3歳、1番人気。父・サンデーサイレンス、母・プロモーション、母の父・ヘクタープロテクター。
2着、6枠10番、インテレット、牡3歳、11番人気。父・アドマイヤベガ、母・ボンヌシャンス、母の父・リアルシヤダイ。
3着、8枠15番、マイネルアラバンサ、牡3歳、3番人気。父・スペシャルウィーク、母・タイランツフェイム、母の父・ブレイヴエストローマン。
2番人気のエイシンテンリューは6着でした。
1着のアドマイヤメインは、2003年産・栗毛。2005年9月阪神デビュー戦2着、続く京都で未勝利脱出で2歳時の成績は5戦1勝、2着2回。2006年は初戦のきさらぎ賞(G3、ドリームパスポート)5着の後、重賞挑戦2度目、2連勝で重賞初制覇を決めました。今回の勝利で8戦3勝。
ここ数年の毎日杯は、第46回(1999年)の勝ち馬テイエムオペラオー(皐月賞)、第48回(2001年)クロフネ(NHKマイルC、ジャパンCダート)、第51回(2004年)キングカメハメハ(NHKマイルC、日本ダービー)と、活躍馬が出ている縁起の良いレースです。が、テイエムオペラオーを除き、3歳時の活躍のみで引退してるのがちょっと気になります。毎日杯からNHKマイルCは鬼門なのでしょうか? 
ところで、今年のクラシックレースへの勝ち名乗り、アドマイヤムーン(エンドスウィープ)、アドマイヤキッス(サンデーサイレンス)、そして今回のアドマイヤメインと量産?してますね、「アドマイヤ(冠名)」ブランド。牝馬のアドマイヤキッスはともかく、牡馬クラシックの椅子は2つ。先に毎日杯からNHKマイルCへ直行は鬼門かも、と言っておいて何ですが、父・サンデーサイレンス(SS)のアドマイヤメイン君には、最後のSS産駒として、まだSS産駒の勝ちがないNHKマイルC制覇を目指して頂きたい、と思ったり....。
ともあれ、遅れてきたヒーローの今後の活躍に期待、です。

目標は、3度目の正夢!

2006年03月25日 | レース結果(覚書き)
3月25日は中山競馬場で
第54回 日経賞(G2)芝、2500メートルが開催されました。結果は、
1着、3枠3番、リンカーン、牡6歳、1番人気。父・サンデーサイレンス、母・グレースアドマイヤ、母の父・トニービン。
2着、8枠13番、ストラタジェム、牡5歳、6番人気。父・サンデーサイレンス、母・ミュンシー、母の父・Sadler's Wells。
3着、4枠5番、ブルートルネード、牡5歳、8番人気。父・ジェイドロバリー、母・ブルーサヴァンナ、母の父・シンボリルドルフ。
2番人気のコスモバルク(牡5歳)は8着でした。
1着のリンカーンはこれで21戦6勝、重賞3勝目。母のグレースアドマイヤ(1994年産)は5勝馬。母の半兄に3戦3勝でダービーを制したフサイチコンコルド、5戦3勝(1993年産、父・Caerleon)がいる。祖母のバレークイーン(*Ballet Queen、1988年愛国産、父・Sadler's Wells)は不出走。曾祖母、Sun Princess(1980年英国産、父・English Prince)は3勝で、G1だけを3勝。3枠3番に因み3にまつわるネタを探してみました。
さて、2002年2歳デビューで2戦連続2着の後の3連勝で迎えた2003年の東京優駿(日本ダービー)はネオユニヴァースの8着。菊花賞(ザッツザプレンティ)2着、有馬記念(シンボリクリスエス)2着と、G1連続2着と惜敗した翌2004年緒戦の阪神大賞典(G2)を勝って初重賞。そして本番?の天皇賞・春(イングランディーレ)、13着。6連敗の後の2005年10月、京都大賞典(G2)を勝ち重賞2勝。そして天皇賞・秋(ヘヴンリーロマンス)15着。3連敗の後の今回の勝ちで重賞3勝。次走は天皇賞・春を目指すのでしょうかね、リンカーン。走って欲しいような、欲しくないような、複雑です。
ともかく、重賞勝った後は2桁着順とゆー妙な癖は改めて欲しいものです。" 2度あることは3度ある " 、ではなく " 3度目の正直 " を決めて念願のG1制覇を決めて下されぇえ〜 打倒、ディープインパクトの期待は君に賭けよう。.....賭けても良いよな?リンカーン君。

もう、涙はいらない? 中京6ハロン

2006年03月23日 | 競馬・G1レース前夜
3月26日は、中京競馬場で第36回高松宮記念、芝1200メートル(6ハロン、6F)が開催されます。
今年は、これと言った強力な有力馬がいないためか、出走予定馬が多くて大変です。3分の1くらいディープインパクト様に引き取って頂きたい....かも。適距離が違うので無理ですけど。
で、今年で36回ですけど、G1レースとなったのは、第26回(1996年)からで、当時の名称は " 高松宮杯 " 。第28回(1998年)から高松宮記念に変更、第30回(2000年)から開催日がそれまでの5月から今の3月に変更となりました。とゆー訳で微妙に条件が違うのですが、過去10回のレースを振り返ってみます。
第26回(1996)フラワーパーク、牝4歳、3番人気。(1996・シルクロードS)
第27回(1997)シンコウキング、牡6歳、6番人気。(初重賞)
第28回(1998)シンコウフォレスト、牡5歳、2番人気。(1997・阪急杯)
第29回(1999)マサラッキ、牡6歳、8番人気。(1997・函館スプリントS、1998・阪急杯、CBC賞)
第30回(2000)キングヘイロー、牡5歳、4番人気。(1997・東京スポーツ杯3歳S、1999・東京新聞杯、中山記念)
第31回(2001)トロットスター、牡5歳、1番人気。(2000・CBC賞、2001・シルクロードS)
第32回(2002)ショウナンカンプ、牡4歳、3番人気。(初重賞)
第33回(2003)ビリーヴ、牝5歳、3番人気。(2002・セントウルS、スプリンターズS)
第34回(2004)サニングデール、牡5歳、2番人気。(2002・ファルコンS、函館スプリントS、CBC賞、2004・阪急杯)
第35回(2005)アドマイヤマックス、牡6歳、4番人気。(2001・東京スポーツ杯2歳S、2004・富士S)
直前のレースを勝っての制覇は、フラワーパーク、トロットスター、ショウナンカンプの3頭。
1番人気での制覇は、トロットスター、1頭。このレースが重賞初制覇だったのは、シンコウキング、ショウナンカンプの2頭。G1馬の制覇はビリーヴ、1頭。そして、連覇は無しです。
雪辱した馬は、
1998年・シンコウフォレスト(1997年3着)
1999年・マサラッキ(1997年5着、1998年10着)
2001年・トロットスター(2000年9着)
2004年・サニングデール(2003年2着)
の4頭。
転んでも(負けても)泣かない、勲章(G1勝ち)はいらない、勝利の美酒は忘れた頃に?やって来る。このレースを制した後に活躍している馬もいますが、「念願のG1やでぇぇぇえ、競走馬止めんといて良かったぁあ......」な馬が圧倒的に多いような印象があって、ちょっと渋いところが中京のG1レースらしくて好きです。

トリック不要!のインパクト

2006年03月19日 | レース結果(覚書き)
3月19日は阪神競馬場で
第54回 阪神大賞典(G2)芝3000メートル、が開催されました。結果は、
1着、2枠2番、ディープインパクト、牡4歳、1番人気。父・サンデーサイレンス、母・ウインドインハーヘア、母の父・Alzao。
2着、1枠1番、トウカイトリック、牡4歳、5番人気。父・エルコンドルパサー、母・ズーナクア、母の父・Silver Hawk。
3着、8枠8番、デルタブルース、牡5歳、2番人気。父・ダンスインザダーク、母・ディクシースプラッシュ、母の父・Dixieland Band。
1着のディープインパクトの母・ウインドインハーヘア(*Wind in Her Hair)は1991年愛国産・鹿毛。13戦3勝、英オークス2着、ドイツG1馬。1995年8月まで走っていたのに、初年度産駒は1996年に産まれてる.....計算が合わない....実はドイツG1を勝った時にはお腹の中にお仔(後のGlint in Her Eye 、牝、父はArazi)がいたらしいです。妊娠してても走れるのか? ヨーロッパでは....。で、このお嬢さんは7戦0勝と、結局成績を残せなかったのね。
2番仔、1997産・ヴェイルオブアヴァロン(*Veil of Avalon、牝、父・Thunder Gulch)19戦7勝、米G3、1勝。
3番仔に1998年米国産の牝馬、レディブロンド・鹿毛(父・ Seeking the Gold)がいる。脚元が弱く2003年6月の5歳デビュー。5戦5勝の後、その年のスプリンターズS、4着(デュランダル)を最後に引退。6戦5勝。
4番仔、1999年産・スターズインハーアイズ(*Stars In Her Eyes、牝、父・Woodman)
ここまでがウインドインハーヘアが海外で産んだ仔たち(牝馬ばかりだ)
で、初年度産駒がさっぱりで、色々と紆余曲折を経て、海を渡って日本で繁殖生活を始めて産み続けた3番仔が、2003年産のディープインパクトです。ディープのお母さんのどこが凄いって、毎年毎年仔を産んでるってことですね。産駒が全部活躍してる訳ではないですけど。タフなお母さんは、やがてタフな息子を世に送り出す。神様は案外不公平ではないのかも、しれない。
さて、レースの感想ですが。ディープインパクトってやっぱり強ぉぉい。追い付いて、追い越して、後続の追撃を許さなかったのはさすが、と思いました。が、ゴール前ぐいぐいと他馬との距離を開けるところまでは行かなかったところを見ると、底力のある長距離向きではないような。春の天皇賞(走るのかなぁ)は逆転もあるかも。まあ、他の馬が同じように長距離向きでなければ圧倒的な力の差で勝てるだろうとは思いますけど。
逃げてバテずに最後まで粘った2着のトウカイトリックの今後も楽しみ。

石橋を叩いて、春。

2006年03月19日 | レース結果(覚書き)
3月19日は中山競馬場で
第55回 フジテレビ賞スプリングステークス(G2)芝1800メートルが開催されました。結果は、
1着、8枠16番、メイショウサムソン、牡3歳、4番人気。父・オペラハウス、母・マイヴィヴィアン、母の父・ダンシングブレーヴ。
2着、2枠3番、フサイチリシャール、牡3歳、1番人気。父・クロフネ、母・フサイチエアデール、母の父・サンデーサイレンス。
3着、5枠10番、ドリームパスポート、牡3歳、2番人気。父・フジキセキ、母・グレースランド、母の父・トニービン。
皐月賞トライアルなので、3着までの馬に優先出走権が与えられます。
1着のメイショウサムソン、鞍上はデビュー以来ずっと石橋騎手です(主戦ジョッキー)。乗り変わりの無い馬とゆーのは最近ではちょっと珍しいように思います。
2003年産・鹿毛。2005年7月デビュー、3戦目で未勝利脱出。
4戦2戦で臨んだ、10月の萩ステークス(OP)で、2頭の牡馬と運命の出会い をすることになる。1着・フサイチリシャール、2着・ドリームパスポート、そしてメイショウサムソンは4着、これは今までの最低着順でもあった。
11月の東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)では、フサイチリシャールの2着
中京で1勝(フサイチリシャールもドリームパスポートも参戦していない)
年が明けて、2月のきさらぎ賞(G3)では、ドリームパスポートの2着
そして今回のレースで因縁?の2頭を退け、重賞挑戦3度目で初重賞。通算成績は9戦4勝。
何と言うか、一気に突撃して玉砕タイプでは無く、少し近付いて相手の力を試し、己の力を試し、慎重に慎重に駒を進めて勝ちを手に入れるタイプですね。レースが終わった後、厩舎に戻って一人で 反省会とかしてそうです。今日も、パドック回って、返し馬して、ゲート入りして、スタートと同時に、「よっしゃー、今日は勝てるぜぇぇ」と、心の中で拳を握りしめてそうです。いえ、単なる私の妄想ですが....ゴールした時の「やったぜ!」とでも言ってるような表情を見てそう思いました。こーゆー個性のある(妄想劇場出来る)馬は好きなので、これからも頑張ってくれ〜サムソン君。
父・オペラハウスの代表産駒といえば、26戦14勝のテイエムオペラオー。オペラオーが引退し種牡馬となって最初の産駒が産まれた年にこの世に生を受けたメイショウサムソン君。父の産駒の最直の重賞勝ちは、メイショウサムソンがデビューした2005年。平地でのオペラシチーの目黒記念(G2)(2005年5月)、障害でのバローネフォンテンの東京オータムジャンプ(J・ G3)(2005年10月)。これを機会にそろそろ、オペラハウス産駒パワーも爆発して欲しいですね。

出合いは3億3000万

2006年03月18日 | 競馬・その他
3月18日、阪神競馬場で
若葉ステークス(OP)芝2000メートル、皐月賞トライアルが開催されました。結果は、
1着、7枠7番、フサイチジャンク、牡3歳、1番人気。父・サンデーサイレンス、母・セトフローリアン、母の父・Bellotto。
2着、8枠9番、キャプテンベガ、牡3歳、2番人気。父・サンデーサイレンス、母・ベガ、母の父・トニービン。
3着、5枠5番、トーセンシャナオー、牡3歳、8番人気。父・サンデーサイレンス、母・ジョウノエンジェル、母の父・トウシヨウボーイ。
1、2着の馬に皐月賞の優先出走権が与えられるので、フサイチジャンク、キャプテンベガが権利を獲得しました。
1着のフサイチジャンクの母・セトフローリアン、せとふろーりあん、何処かで耳にした事があると思ったら、タイガーカフェ(1999年産・黒鹿毛)のお母さんですね。タイガーカフェは父・サンデーサイレンスなので、フサイチジャンクの全兄。2002年皐月賞(ノーリーズン)2着、東京優駿(日本ダービー)(タニノギムレット)10着、菊花賞(ヒシミラクル)13着。ノーリーズン、タニノギムレットともに父・ブライアンズタイムです。この年のクラシックレースは牝馬戦も含めて、サンデ−サイレンス(SS)産駒の活躍はなし。この年の夏にサンデーサイレンスの突然の訃報。
翌2003年はネオユニヴァースの2冠、スティルインラブの牝馬3冠とSS旋風が吹き荒れるんですね。そのSS旋風が吹き荒れた、2003年産・青鹿毛のフサイチジャンクは、当歳時(つまり2003年ですが)のセレクトセール(日本競走馬協会/ Japan Racing Horse Association 主催)で、その年の最高落札価格の3億3000万円でセリ落とされた有名なあの仔馬です。この年で最後の産駒だったので、SS産駒は軒並み高額、セールの総取引額も過去最高だったかと。産まれたばかりのガキんちょに億単位の金が動くなんて信じられない、てか別世界でございますね。
ともあれこれで、4戦4勝。昨年のディープインパクトのように、ディープを見るため競馬場にやって来る人が増えるような、そんなビッグな競走馬となって欲しいですね、フサイチジャンク。合言葉は、購買価格が3億3000万ではなく、ジャンクのレースを見届けたファンが延べ3億3000万です。

天国の父まで届け!

2006年03月18日 | レース結果(覚書き)
3月18日は中山競馬場で
第20回 フラワーカップ(G3)芝1800メートルか開催されました。結果は、
1着、6枠11番、キストゥヘヴン、牝3歳、6番人気。父・アドマイヤベガ、母・ロングバージン、母の父・ノーザンテースト。
2着、3枠6番、フサイチパンドラ、牝3歳、1番人気。父・サンデーサイレンス、母・ロッタレース、母の父・Nureyev。
3着、4枠7番、ブルーメンブラット、牝3歳、8番人気。父・アドマイヤベガ、母・マイワイルドフラワー、母の父・Topsider。
2番人気のルビーレジェンドは10着でした。
今回の出走馬16頭中、父・サンデーサイレンス(SS)は2着のフサイチパンドラのみでした。この世代がSSのラストクロップなので、まあ妥当と言えば妥当かも。で、後継のSS系種牡馬の産駒が当然増えてくるのね。
アグネスタキオン、1番人気のルビーレジェンドの1頭。
アドマイヤベガ、1、3着のキストゥヘヴン、ブルーメンブラットを筆頭に3頭。
アドマイヤボス、1頭。
スペシャルウィーク、1頭。
フジキセキ、2頭。
マーベラスサンデー、1頭。
で、SSとSS系種牡馬で10頭、その他の種牡馬産駒が6頭です。
最近ポストSSとして活躍が目覚ましいフジキセキですが、アドマイヤベガも、テイエムドラゴン、アドマイヤフジ等の活躍馬が出ています。今回のキストゥヘヴンで初の牝馬の重賞制覇となりました。
キストゥヘヴンは、2000年夏に競走馬引退し、2001年から種牡馬生活をスタートさせたアドマイヤベガが送り出した、2年目の産駒です。初年度産駒が走り始めた2004年に急死したので、2007年にデビューする産駒がラストとなります。
2005年12月デビュー3戦3連続2着の後、今年3月5日に初勝利。5戦2勝で重賞初挑戦、初制覇を決めました。
第16回(2002年)フラワーCの勝ち馬、スマイルトゥモロー(父・ホワイトマズル)は、桜花賞6着(アローキャリー)の後、優駿牝馬(オークス)を制覇。
第18回(2004年)のダンスインザムード(父・サンデーサイレンス)は、桜花賞馬。
第19回(2005)のシーザリオ(父・スペシャルウィーク)は桜花賞2着(ラインクラフト)の後、オークスを制覇、そして、米・ハリウッドパークでのアメリカンオークス招待Sをも制しました。
ここ数年活躍馬が出ている、フラワーCです。天国の父へもう一度(いえ、何度でも)嬉しいメッセージを届けて欲しいですね。

牝馬でも名将、女でもオスカル?

2006年03月17日 | 競馬・その他
メイショウオスカル引退、繁殖入り(予定)
JRA発表 "メイショウオスカル号の競走馬登録抹消について " より。
メイショウの冠名は、馬主の松本好雄さんが明石にお住まいの方だそうで、 "明" 石の "松" 本で"メイショウ"なのだとか。名将のメイショウではないのね。でも、名将だと思いたいわ。
さて、メイショウオスカル、牝馬です。冠名のメイショウはともかく、オスカルってオスカルって男の名前なんじゃぁないんですか? 愛馬にどんな名前付けようと自由だけど、何故なんだぁ?
オスカルという名前については、怪しい人名辞典というサイトの Oscar の項に詳しい解説があったのでご参考までに。
メイショウオスカル、2001年産、牝・黒鹿毛。父・フジキセキ、母・メイショウヤヨイ、母の父・アンバーシャダイ。4代祖母・ミスリラは第16回(1956年)桜花賞馬。
2003年12月、2歳デビュー。2004年、チューリップ賞(スイープトウショウ)(G3)4着、フラワーC(ダンスインザムード)(G3)3着、重賞挑戦3度目のフローラS(G2)で初重賞制覇、7戦2勝。その後、G1・2回、G2・2回、G3・10回と重賞のみ走り続けて、14戦1勝、2着2回。2度目の重賞勝ちは、2005年の福島牝馬S。通算成績は、21戦3勝。
結果的にラストランとなった、中山牝馬Sを16頭中の15着。この成績はレース中の故障発症(右前脚浅屈腱不全断裂)が原因だった、で今回引退が決まったわけですね。
さて、牝馬なのに何故、オスカル?(←しつこい...)と思いつつ、父・フジキセキの代表産駒を調べていたら、初年度産駒(1996年産)にトウショウアンドレ(牡・黒鹿毛。母・プリティトウショウ、半姉・ヌエボトウショウ)とゆー名前を発見。 "オスカル" と "アンドレ" ...... えーっと、もしかして『ベルサイユのばら』ですか? ....随分大昔の(1970年代頃だと思う)少女マンガのダブルヒロインの男装の麗人の名前がオスカルでした。もう一人のヒロインがマリー・アントワネット。
メイショウオスカルの名前の由来が、この少女マンガのオスカルかどうかはわかりませんが、まぁ、マンガの中でもオスカルは途中退場でしたし。志半ばにして引退を余儀無くされた感のあるメイショウオスカルですが、これからは繁殖牝馬として、かつてのライバル達ともう一度戦って欲しいなと思います。

倫敦橋から天空を望む

2006年03月16日 | 競馬・競走馬の話
" 全てはロンドンのために "
その鹿毛の牝馬は、1977年産まれのDanzig(by. Northern Dancer)を父に、1975年産まれのFull Card(by. Damascus)を母に、1982年米国で産まれ、All for London(*オールフォーロンドン)と名付けられた。母・Full Card、祖母・Belle of the Ballともに不出走。26戦3勝の成績で引退、繁殖入りした。1988年、米国で父・Majestic Lightの牝馬(Sunshine Lily)を産む。父・Buckfinderの仔を宿したまま、売られて買われてはるばる極東の地で産み落としたのが、1990年産のオースミファンダー(牡)5勝。その翌年から日本でリアルシャダイ (ナリタリュウオー・牡、3勝) 、 スルーザドラゴン(ドラゴンレディー・牝、3勝)、 リズム(ホウユウピアレス・牝、6勝)、クリミナルタイプ(ナリタジュネス・牡、JRA3勝、地方2勝)と毎年のように異なる種牡馬の産駒を送り出した。
" アイルランドの獣医 " (の名前が馬名の由来らしいです...)
その栗毛の牡馬は1975年産まれのAhonoora(by. Lorenzaccio)を父に、1984年産まれのRose of Jericho(by. Alleged)を母に、1989年愛国で産まれ、Dr. Devious(*ドクターデヴィアス)と名付けられた。半弟にシンコウキング(1991年、父・Fairy King)26戦8勝、1997年・高松宮杯がいる。15戦6勝、G1・3勝、英ダービー等。1993年日本で種牡馬入り。1997年愛国へ種牡馬として輸出?日本での初年度産駒、1994年産のヴィクトリーバンクはサンヴィクトワール(2003年産・牝、父・サンデーサイレンス)の母。日本での種牡馬供用最後の産駒1997年産のヴァイオレットラブはコイウタ(2003年産・牝、父・フジキセキ、2006年クイーンC)の母。
米と愛に " ロンドン橋 " を架ける。
1995年、ドクターデヴィアスを父に、オールフォーロンドンを母に産まれた栗毛の牝馬は、母の名に因み " ロンドンブリッジ " と名付けられた。1997年2歳時、札幌デビューから3戦3勝で初重賞、ファンタジーS(G3)を制した。3歳時、始動は4歳牝馬S(桜花賞トライアル、G2)4着。桜花賞(ファレノプシス)2着、優駿牝馬(オークス)(エリモエクセル)10着。通算成績、6戦3勝、G3・ファンタジーS、G1・桜花賞2着。樫の2400メートルの距離は彼女にとっては長過ぎたのかもしれない。
そして、 " 至福の空 " へ。
引退して繁殖牝馬となったロンドンブリッジが、父・サンデーサイレンスの鹿毛の牝馬を産んだのが、2001年。ダイワエルシエーロ(El cielo は、スペイン語で天空、天国、空を意味する)と名付けられた。
2003年12月新馬戦勝ち。翌2004年始動の紅梅S(OP)2着の後、クイーンC(G3)で重賞初制覇。
桜花賞(ダンスインザムード)を5番人気の7着の後、
6番人気のオークスを、桜花賞では追いつくことも出来なかった、スイープトウショウ・2着、ダンスインザムード・4着、ヤマニンシュクル・5着、アズマサンダース・8着、を後ろに従えての第65回樫の女王に。桜花賞で健闘し、結果的に最後のレースとなったオークスを惨敗した母。その母の雪辱を果たした娘は、同時にG1馬の母の栄誉をも贈った孝行娘となった。そして、桜花賞でのロンドンブリッジの走りを覚えているファンにとっても最高の贈り物だった。
その後、京阪杯・2004年(G3)、マーメイドS・2005年(G3)と重賞を2勝して、通算成績12戦5勝(JRA)、1戦0勝(地方)
ダイワエルシエーロがオークスを勝つためだけに産まれたとは思わないけれど、一番印象に残っているのが、あの日のオークス。そしてロンドンブリッジを知らなければ、あれほどまでに感動したかどうかは分からない。スイープトウショウが勝つだろうな、と思っていたので。
3月15日付けで競走馬登録を抹消、繁殖入りする(予定)
JRA、ダイワエルシエーロ号の競走馬登録抹消についてより。
母となって牝馬を産んで今度はその娘さんにぜひ桜花賞を勝って欲しいとも思いますが、元気だったらそれで良いとも思ったり。夢はもう貰ったからね。
身体に気をつけて頑張って下さい。

女の勝負は甘くない?

2006年03月12日 | レース結果(覚書き)
3月12日は中山競馬場で
第24回 ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(G3)、芝1800メートル、ハンデ戦が開催されました。結果は、
1着、5枠10番、ヤマニンシュクル、牝5歳、1番人気。父・トウカイテイオー、母・ヤマニンジュエリー、母の父・Nijinsky。
2着、2枠4番、ディアデラノビア、牝4歳、2番人気。父・サンデーサイレンス、母・ポトリザリス、毋の父・Potrillazo。
3着、7枠13番、ヤマニンアラバスタ、牝5歳、8番人気。父・ゴールデンフェザント、母・ヤマニンリコール、母の父・タマモクロス。
出走16頭中、4歳牝馬7頭、5歳が6頭、6歳2頭、最高馬齢はカネトシディザイアの7歳(9着)
1着、1番人気のヤマニンシュクルが実力を見せつけた結果となりました。2001年産、黒鹿毛。2003年7月デビュー、4戦2勝でむかえた、12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制して初重賞。翌2004年の牝馬クラシック戦では、桜花賞・3着(ダンスインザムード)、オークス・5着(ダイワエルシエーロ)。秋、秋華賞・2着(スイープトウショウ)と健闘した後、屈腱炎(馬の病気の一つ)発症の為長期休養、本来ならG1勝ちの牝馬なので引退してもおかしくないのですが頑張って復活したのが、1年1月後、昨年のエリザベス女王杯・4着(スイープトウショウ)。鳴尾記念(G3)・7着、京都牝馬S(G3)・4着と復活後4連敗。このレースを勝って、14戦4勝、重賞2勝目。
ヤマニンシュクルの名前のヤマニンは冠名、シュクル(sucre)はフランス語で「砂糖」の意味ですが、シュクルには、「飴細工」の意味もあるんですね。ただ "甘いだけの砂糖" とは違う、微かに "ほろ苦さも感じさせる飴細工" の方が今のヤマニンシュクルのイメージに近い。お父さんは有馬記念で奇跡と呼ばれた復活劇を演じたトウカイテイオー。ヤマニンシュクルにもこのままで終わっては欲しくないなぁ、と思います。この世界の甘さも苦さも味わった、女の底力をもう一度見せて下さい。

愛よりも夢よりも情熱が1番!

2006年03月12日 | レース結果(覚書き)
3月12日は阪神競馬場で
第40回 報知杯フィリーズレビュー(G2)、芝1400メートルが開催されました。結果は、
1着、8枠15番、ダイワパッション、牝3歳、3番人気。父・フォーティナイナー、母・サンルージュ、母の父・シエイデイハイツ。
2着、1枠1番、ユメノオーラ、牝3歳、6番人気。父・マイネルラヴ、母・レッダンゴールド、母の父・サンデーサイレンス。
3着、4枠7番、エイシンアモーレ、牝3歳、5番人気。父・エイシンワシントン、母・エイシンアイノウタ、母の父・サンデーサイレンス。
1番人気のサンヴィクトワールは12着、2番人気のアルーリングボイスは4着でした。
"ふぃりーずれびゅー"、昔の4歳牝馬特別(桜花賞トライアル)、先週のチュ−リップ賞と同じく、3着までに「桜花賞」への優先出走権が与えられるレースです。てな訳で、パッシー(ダイワパッション)とユメちゃんユメノオーラ)とシンアモ(エイシンアモーレ)は桜花賞への切符を手に入れたことになります。
1着のダイワパッション、父はフォーティナイナー。...この馬、ダート向きなんじゃね?と思った私が愚かでした。2005年7月デビュー、3連敗。芝が駄目だったので、ダートで2戦。再び芝に戻って4戦目にして未勝利脱出。3連敗の後の3連勝で重賞(フェアリーステークス、G3)初制覇。そして4連勝目が今回のフィリーズレビューで重賞2勝目となりました。7戦4勝で勝ったのは全部芝でした。....ご免ね、ダイワパッション。
2着、3着のユメノオーラとエイシンアモーレ。父はマイネルラヴとエイシンワシントン。2頭のお父さん "激ラブ" だった私ですが、この2頭、これまでの成績も何とゆーかお父さん並みですね....。そんなところは似なくても良いんだよ?
曇天の下、情熱の赤に白を加えた控えめな桜色。どの馬も桜の舞台目指して頑張って欲しいものです。みんな、怪我だけはしないようにね。

春になれば、ドラゴンも飛越する

2006年03月11日 | レース結果(覚書き)
3月11日は阪神競馬場で
第8回 阪神スプリングジャンプ(J・G2)、障害・芝3900メートルが開催されました。結果は、
1着、4枠5番、テイエムドラゴン、牡4歳、1番人気。父・アドマイヤベガ、母・ヤエシラオキ、母の父・マルゼンスキー。
2着、3枠3番、アズマビヨンド、牡7歳、2番人気。父・ダンスインザダーク、母・フロムビヨンド、母の父・Kris。
3着、6枠10番、バルトフォンテン、牡5歳、4番人気。父・ダンツシアトル、母・モリユウエル、母の父・カウアイキング。
テイエムドラゴン、2005年、JRA最優秀障害馬。2002年産・鹿毛。
2004年11月デビュー、9戦0勝(平地)の後、障害に転向。3戦3勝で2度目の重賞、初G1(中山大障害)を制覇、3歳馬の勝ちは、1968年のタジマオーザ以来37年ぶりの快挙だった。
2006年の始動は、2月4日東京競馬場で行われた、春麗ジャンプステークス(障害OP)芝→ダート3300メートル。1番人気に支持されての4着。馬体重が前走よりプラス10キロの500キロが重かったのか?と思ったけど、原因は鼻出血だったようです。
鼻出血、馬にとっては結構致命的にもなる症状です。人間は鼻と口の両方で呼吸しますが、馬は鼻でのみ呼吸をするので、鼻やられると呼吸が満足に出来なくなる訳ですね。特に競走中の鼻出血は、激しい運動をして酸素を大量に必要とするのに、その酸素の供給が途絶える訳ですから、馬の身体、特に心肺機能に与える影響はかなり大きい。レース前の鼻出血で競走馬が出走取り消しになるのは、そーゆ理由です。
さて、テイエムドラゴン、今回の馬体重も500キロ、で勝ったところを見ると、プラス10キロは成長分だったみたいですね。どちらかと言うと障害馬は、若くしてさっさと鮮やかに勝ってしまう馬よりもコツコツと頑張ってる馬が好きなんですが。父アドマイヤベガが急逝した年(2004年10月29日)に競走馬デビューし、父に最初にG1をプレゼントしたテイエムドラゴン、この調子で4月の中山グランドジャンプでも良い成績を残して欲しいですね。

革命までのカウントダウン

2006年03月11日 | レース結果(覚書き)
3月11日は中京競馬場で
第20回 中日スポーツ賞ファルコンステークス(G3)、芝1200メートルが開催されました。結果は、
1着、4枠6番、タガノバスティーユ、牡3歳、2番人気。父・ブライアンズタイム、母・ウィーンコンサート、母の父・サクラユタカオー。
2着、3枠4番、アイアムエンジェル、牝3歳、6番人気。父・ボストンハーバー、母・アイアムザウィナー、母の父・Danzig Connection。
3着、1枠1番、レッドスプレンダー、牡3歳、1番人気。父・サクラバクシンオー、母・ルビーベイビー、母の父・Housebuster。
えーと、 "ふぁるこんすてーくす" って、何だっけ? 競馬を長くやってはいるが記憶力に乏しい私などはしばし考えてしまったのですが。"中日スポ−ツ賞" の文字を見て、思い出しました。馬齢表記が従来の4歳から今の3歳に変更になったのに伴って、2001年から名称変更されたのね。第1回(1987年)から第14回(2000年)までは、中日スポーツ賞4歳ステークスでした。が、が、ですね。中日スポーツ賞4歳Sって3月の春のG1前にやってなかったよーな、気がする。てか、春のG1、クラシック競走が終わった後に開催されてたと思うのよね。
あのね、.....今年から変わったそーです。
...重賞競走体系の見直しに伴い、本年より6月から3月に移設された。(JRA参照)
ついでに? 上のJRAのサイトに「競走名の解説」ってのがあった。もっと早く知っていれば、悩まなくて済んだのにぃ...。てな訳で今年中京競馬場で行われる「特別競走名解説」はこちら→ "Welcome to Chukyo Race Course" をご覧下さい。公式サイトをもっと活用しろってことですね。Web上によた話を書き込みながら、Web上の情報を活用出来ていないお間抜けでございました。
さて、話しは変わりまして。1着のタガノバスティーユ、母の名はウィーンコンサート(ニシノフラワーの桜花賞の10着)。18世紀にオーストリアのウィーンから政略結婚でフランスに嫁いだマリー・アントワネットが、巻き込まれた(えーっと、自ら招いたのか?)フランス革命の火蓋が切られたのが、1789年のバスティーユ襲撃です。タガノバスティーユ君の名前の由来がここから来てるかどうかは定かではありませんが。
"la forteresse de la Bastille" (ら・ふぉるとぅれす・どぅ・ら・ばすてぃーゆ....?)、バスティーユ監獄、もしくはバスティーユ要塞。フランス語の "forteresse" には「要塞、とりで」と「監獄」のふたつの意味がある....。タガノバスティーユには、母のように監獄(だったのか?)に捕われること無く、革命(G1)を目指してぜひぜひ「要塞」を築いて欲しいと思います。

耐えて勝つ、大阪の陣

2006年03月11日 | 競馬・その他
マチカネメニモミヨ、牡・黒鹿毛。1999年産。
父・ブライアンズタイム、母・マチカネベニザクラ、母の父・ロイヤルアカデミーII。
2001年10月デビュー。
2歳時、3戦1勝。
3歳時、2戦0勝、2着2回。
4歳時、5戦3勝、2着1回。
5歳時、4戦1勝、2着1回。
6歳時、10戦1勝。
7歳になった今年2戦目の本日3月11日、阪神競馬場で行われた、大阪城ステークス(OP)を、2枠2番2番人気で勝ちました。
1番人気のケイアイガードは11着でした。
先週の中京記念を勝ったマチカネオーラ君のお兄さんですね、マチカネメニモミヨ君(と呼んでも良いものか..7歳馬..)。重賞とOP の違いはあれど、兄弟揃ってハンデ戦、東海で弟が勝てば、大阪で兄が勝つ。"2、2、2、2" で "忍、忍、忍、忍" と耐えて忍んで久々の勝利の美酒。
これで26戦7勝、できればもう一息重賞勝ちをもぎ取って頂きたい。が、故障なく元気で走り続けてくれるのが一番かも。

アドマイヤ、5月の使命が待っている

2006年03月05日 | レース結果(覚書き)
3月5日は中山競馬場で
第43回 報知杯弥生賞(G2)芝2000メートルが開催されました。結果は、
1着、2枠2番、アドマイヤムーン、牡3歳、1番人気。父・エンドスウィープ、母・マイケイティーズ、母の父・サンデーサイレンス。
2着、3枠3番、グロリアスウィーク、牡3歳、6番人気。父・スペシャルウィーク、母・グロリオーサ、母の父・フレンチグローリー。
3着、7枠7番、ディープエアー、牡3歳、5番人気。父・タイキシャトル、母・ハイパスチャー、母の父・El Gran Senor。
2番人気のサクラメガワンダーは4着でした。
1着のアドマイヤムーンの父・エンドスィープは2002年に亡くなっているので、2003年が最後の産駒です。日本での代表産駒には、スイープトウショウ&ラインクラフトのG1牝馬がいます。
1981年、Nonoalco(*ノノアルコ)を父に、Mortefontaine(by. Polic)を母に愛国で産まれた黒鹿毛の牝馬の名前をKatiesと言う。10戦4勝、愛1000ギニー、等。1986年、英国で Krisを種付けして米国にやって来たKatiesは、翌1987年にKaties First(*ケイティーズファースト)と名付けられ、英、仏で4勝した鹿毛の牝馬を産む。Katiesが競走馬として送り出した産駒は13頭、うち10頭が1勝以上をあげているが、重賞勝ちの5頭は全部牝馬だったりする。日本での代表産駒はヒシアマゾン(1991年、米国産、父・Theatrical。20戦10勝、G1・2勝)、ヒシピナクル、ヒシナイル等がいる。2004年8月20日、23歳で没。
競走馬生活を終え、米国で繁殖入りした、ケイティーズファーストは再び海を渡り、日本で父theatricalの牡馬を1996年に産む。そして1998年、日本にやって来て最初に産んだ牝馬(マイケイティーズ)は1度もレースに出走することなく(未出走)繁殖入りする。で、2003年、父・エンドスィープの牡馬、アドマイヤムーンを産んだんですね。曾祖母Katiesがこの世を去った1年後の2005年7月にデビュ−戦を飾った、アドマイヤムーンは、2005年・札幌2歳S(G3)、2006年・共同通信杯(G3)、弥生賞(G2)と重賞3勝で、通算成績を6戦5勝、2着1回としました。日本でのKatiesファミリー(牝系)の中では、ヒシアマゾンに続く成績、牡馬では一番の出世頭となりました。が、目標は大きくぜひG1を制覇して父の名誉と、母や母系の名をあげて欲しいな、と思います。