悔し泣き うれし泣き

もう駄目なんです　代わりを探してください　と訴えてきたヘルパーさん

ずいぶん頑張ったもんな　これ以上無理だなと・・・

代わりを探す前に利用者さんの本音を聞きたいなと・・・

頑張りたいけど萎縮してしまっているヘルパーさんの気持ちも

伝えてあげたいと　出かけた



長い間寝た切りの彼女は力のない声でこういった

私みたいなケースは　本物のヘルパーになれるいい教材なのに

もったいないわよね　頑張ってほしいけど・・・仕方ないわねと



次のヘルパーが見つかるまで今まで通りでお願いしたが

介護される彼女は　その日そのヘルパーに体を触らせてくれなかったらしい

そして

あなたはどうして頑張れないの？中途半端のままでいいの？と

言葉に出して投げかけたらしい



次の日の朝ヘルパーさんから　電話が入った

私　本物になりたいから　もう一度やってみます

今のままで終わるのは悔しいもの　と・・・



二人の間に間違いなくつながった何かがあった

これからは技術をどうのこうのではなく

お互いの信頼関係による支援が始まるだろうと思った



電話をくれたヘルパーさんの気持ちも

きついことを行って励ましてくれた利用者さんにも

感謝で泣けた



支援センターに勤めて丸4年

こんなに感動した出来事はなかった

雨降って地固まるがごとし



本当にうれしい一日だった