昨日はブラシュカの『そでふりあうも』通し稽古を見学をした。
上野さんの脚本で、須貝さんの演出の作品。
上野さんの脚本は、レアチーズケーキのようで、品があって可憐な本だなといつも思う。
須貝さんの演出で、レアチーズケーキに、濃厚で甘酸っぱいブルーベリーソースが加わったような、グッと生き物の味が引き立って、とにかく、とても心揺れた。
東京で、そでふれあったひとたちの、10年のお話。
稽古を見ながら、東京に来てから、色々出会った人達が走馬灯のように浮かび、なんだかぼろ泣きしてしまった。
だからなのかね、
シャンプーを買いに行ったはずの商店街で、
衝動的に紫陽花を買った。
わたしにとっていまの自分の村は、
この、家のすぐそばの商店街。
ふじわら