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1300-rinascimento@uffizi ①

2011-10-12 18:30:00 | firenze

昨日。
お昼頃にカシーネ市場に行った後、
夕方は4時過ぎから2回目のウフィツィへ。。
ちゃんとノート持参で行ったものの、
閉館まで2時間ほどしか無かったから
前半だけ観て回って後半はまた後日
…って言っても、
前半だってチョイチョイ飛ばして観たんだけどね
昨日は
1300年代シエナ派からルネサンス期まで。
美術の知識皆無のラファエラ
とりあえず何かしら思ったコトをメモして、
帰宅してからwikiフル活用
でもWikipedia日本語版には情報が足りなくって、
電子辞書のお世話になりつつ
Wikipediaイタリア語版
まぁとにかく、
wikiの受け売り×あたしのツッコミで行ってみよー


1300年代シエナ派
「scuola senese」って、この場合『シエナ派』って意味なんだ
普っっ通―――に、
「シエナのとある工房」かと思って観てた(苦笑)

シエナ派は、
ルネサンス期にシエナを中心に活躍した画家群のコト。
見るからにゴシゴシの ゴシック様式 だね。
フィレンツェもこの頃prima rinascimento(前ルネサンス期)で
フィレンツェ派の画家は数多くいたけれど、
シエナ派もそれに劣らない勢いだったらしい
フィレンツェ派は自然主義 らしいけど、
シエナ派は神秘主義で、時にミラクル(非現実的) らしい
で、あたしが気になったのがこちら。。

Wikipediaより拝借。

Simone Martini(1284-1344)とLippo Memmi(1291-1356)の合作、
“Annunciazione con i santi Ansano e Massima”。
1333年の作品。
ウフィツィの美術注釈には「Massima」って書いてあったけど、
wiki見ると「Margherita」になってる…。。
…あれ??(苦笑)

コレ、Simone Martiniの代表作らしい。
伝統的な金地な背景なのに、
人物は結構リアルなのがミラクルドコロ??
でもあたしがコレに注目したのは、
何とガブリエルの言葉が 実際に絵に書かれている から
どこって、
コレだよ―――――――っっ

Wikipediaより拝借。

天使の口元からマリアにかけて、
「AVE GRATIA PLENA DOMINUS TECUM」ってラテン語が
しゃ、喋ってる―――っっ

やはりシエナ派、
ミラクルすぎるっっ(笑)
そんな意味で、メモってました
技法やら何やらはサッパリです


次、1300年代フィレンツェ派
フィレンツェ派は、言わずと知れた
Sandro Botticelli、
Leonardo da Vinci、
Michelangero Buonaroti などなど。。
でも彼らはルネサンス全盛期の画家で、
1300年代はまだプレ・ルネサンス期。
ラファエラがこのsalaでメモったのは、Giottino。
Giottino,Tommaso di Stefano detto(1324-1357)。
dettoって、「Giottino」って呼ばれてたってコト。
   Wikipediaより拝借。


“Pietà di San Remigio”、1360-1365の作品。
確かに先ほどのシエナ派より、
こっちのフィレンツェ派の方が実際の状景を捉えてるよね。
ただ、この作品についてのあたしのメモは、
「シモーネそっくり。マグダラのマリアが消沈。“I・N・R・I”って何?」(苦笑)
やー、似てるんだって、うちのsimo氏に
やっぱsimoはgesùだ(笑)
あと1番右下で呆然と座り込んでるマリアが印象的で。
他の人は皆
息絶えたイエスに触れて悲しんでるけど、
ただ1人座り込んで頭が真っ白になってるマグダラのマリアを見ると、
「せやんなー。確かにそういう反応も有り得るわリアルー」って感じて。
因みにwikiったトコロ、
「INRI」の意味は
IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM(ユダヤ人の王、ナザレのイエス)」だそうです。
で、ナザレってのは地名だそうで。
イエスって当時ありふれた名前だったってのは知ってたけど、
だからこそ区別する為に「ナザレのイエス」なんだって。
つまり、「Leonardo da Vinci(ヴィンチ村のレオナルド)」と同じですね。
で、イエスがローマ総督ポンツィオ・ピラトによって磔刑にされた時に
十字架に掲げられた罪状らしい。

ふ~~ん、タメになるね~~


さ、次。
Sala di Gotico Internazionale(その他諸外国のゴシック様式)。
ココで1番最初にメモったのは、
「Goticoって何?」でした(苦笑)
あ、辞書には『ゴート民族の、野蛮な』とか出るけど、
この場合はもちろん『ゴシック様式』だよね。
このsalaで気になったのは、
Gentile da Fabriano,Gentile di Niccolò di Giovanni di Massio detto(1360~70頃-1427)の
“Adorazione dei Magi(東方三博士の礼拝)”、1423年の作品。

Wikipediaより拝借。

この絵、Gentile da Fabrianoの代表作らしい。
で、この絵の感想は一言。
「真ん中の赤い人、誰?」
だって青い人が金の装飾品を足に着けたげてるんやもん。
そんなにスゴイ人??
や、単純な疑問で
3人(三博士)いるうち、
誰がどの名前の人とか全然分からないんだけど、
とりあえず「何かスゴイ後ろとか何人並んでるん」って感じですね。
しかも後ろの方まで手抜きせんと細かく描かれてるし
この人は、
人物の顔も個性と表情をつけて描いてるんだね。
そんな程度しか感想出て来ないのが悲しい


…と、まだ3作品しか感想書いてないのに
かなり時間かかっちゃった
今日は今からまた別のブロ友さんと初・対面だから、
このネタは一旦ココで
あとまだ16作品もメモがあるから、
何連載になるんだ、このネタ…。。

 

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さやちゃん)
2011-10-13 02:30:49
ね。言った通りマルティーニの絵は皆“超迷惑”って感じの表情でしょ(笑)
返信する
Unknown (miz)
2011-10-13 07:25:03
さや))
ホンマやな(笑)
『いー やー や~~』って感じのしなり具合やな(笑)
返信する
Unknown (Unknown)
2011-10-13 08:27:30
マンガの吹き出しのように描かれてるんですねマルティーニ。こんな時代にマンガの原型が存在していたとは(笑)

ちなみに少し違和感を感じたのですが、aveとgratiaの間にmariaはなくても良いのですか??
返信する
Unknown (karasu)
2011-10-13 08:28:44
↑そして久々だと名前を入れ忘れるのはやっぱりkarasuでございます
返信する
Unknown (miz)
2011-10-13 08:42:15
karasuさん))
…だと思いました(笑)
今の世に漫画があるのは、マルティーニのお陰だったんですね!(笑)

因みにwikiってみたのですが、
ルカ福音書の1章第26~38節で、ラテン語でやはり「Maria」無しですね。
「Gratia Plena」で『恩恵に満ちた方』だそうです。
返信する
ほほー (アイザック)
2011-10-14 01:12:01
Simone Martiniのこの絵はいつも立ち止まって
しまうわ。口からビーム発してるみたいよね

1300年代にはヨーロッパの町としては最大の
勢力(ロンドンやパリ以上に!)を保持した
シエナ。芸術もこの時代に開花した感じよね。
シエナ派で外せないのがDuccio di Buoninsegna。
彼の書くマドンナや天使の表情は優しくて
癒されるよ

同時期のフィレンツェ派の画家はCimabue, Giotto,Taddeo Gaddiです。今度uffizziに
行ったらシエナ派とフィレンツェ派それぞれの
Maestaってタイトルの絵を見比べてみて!

フィレンツェ派の特徴は
 Disegno
 Chiaroscuro
 Spazio

シエナ派は
 Colore
 Linea
 Ricchezza

なるほどね!って感じよ?
返信する
Unknown (miz)
2011-10-14 03:04:21
アイさん))
あっ、Buoninsegna!
作品観たけどあんまり注目してなかったや。。
“Maesta”ですね。是非観て来ます!
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1300年~ルネサンス@ウフィツィ① (insetti)
2011-10-14 06:40:40
ルネサンスとルネッサンス
どちらでも大丈夫なのかな。

A presto.
返信する
Unknown (miz)
2011-10-14 07:24:59
insettiさん))
原語はSSですね。
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