昨日。
お昼頃にカシーネ市場に行った後、
夕方は4時過ぎから2回目のウフィツィへ。。
ちゃんとノート持参で行ったものの、
閉館まで2時間ほどしか無かったから
前半だけ観て回って後半はまた後日
…って言っても、
前半だってチョイチョイ飛ばして観たんだけどね
昨日は
1300年代シエナ派からルネサンス期まで。
美術の知識皆無のラファエラ
とりあえず何かしら思ったコトをメモして、
帰宅してからwikiフル活用
でもWikipedia日本語版には情報が足りなくって、
電子辞書のお世話になりつつ
Wikipediaイタリア語版
まぁとにかく、
wikiの受け売り×あたしのツッコミで行ってみよー
1300年代シエナ派
「scuola senese」って、この場合『シエナ派』って意味なんだ
普っっ通―――に、
「シエナのとある工房」かと思って観てた(苦笑)
シエナ派は、
ルネサンス期にシエナを中心に活躍した画家群のコト。
見るからにゴシゴシの ゴシック様式 だね。
フィレンツェもこの頃prima rinascimento(前ルネサンス期)で
フィレンツェ派の画家は数多くいたけれど、
シエナ派もそれに劣らない勢いだったらしい
フィレンツェ派は自然主義 らしいけど、
シエナ派は神秘主義で、時にミラクル(非現実的) らしい
で、あたしが気になったのがこちら。。
※Wikipediaより拝借。
Simone Martini(1284-1344)とLippo Memmi(1291-1356)の合作、
“Annunciazione con i santi Ansano e Massima”。
1333年の作品。
ウフィツィの美術注釈には「Massima」って書いてあったけど、
wiki見ると「Margherita」になってる…。。
…あれ??(苦笑)
コレ、Simone Martiniの代表作らしい。
伝統的な金地な背景なのに、
人物は結構リアルなのがミラクルドコロ??
でもあたしがコレに注目したのは、
何とガブリエルの言葉が 実際に絵に書かれている から
どこって、
コレだよ―――――――っっ
※Wikipediaより拝借。
天使の口元からマリアにかけて、
「AVE GRATIA PLENA DOMINUS TECUM」ってラテン語が
しゃ、喋ってる―――っっ
やはりシエナ派、
ミラクルすぎるっっ(笑)
そんな意味で、メモってました
技法やら何やらはサッパリです゛
次、1300年代フィレンツェ派
フィレンツェ派は、言わずと知れた
Sandro Botticelli、
Leonardo da Vinci、
Michelangero Buonaroti などなど。。
でも彼らはルネサンス全盛期の画家で、
1300年代はまだプレ・ルネサンス期。
ラファエラがこのsalaでメモったのは、Giottino。
Giottino,Tommaso di Stefano detto(1324-1357)。
dettoって、「Giottino」って呼ばれてたってコト。
※Wikipediaより拝借。
“Pietà di San Remigio”、1360-1365の作品。
確かに先ほどのシエナ派より、
こっちのフィレンツェ派の方が実際の状景を捉えてるよね。
ただ、この作品についてのあたしのメモは、
「シモーネそっくり。マグダラのマリアが消沈。“I・N・R・I”って何?」(苦笑)
やー、似てるんだって、うちのsimo氏に
やっぱsimoはgesùだ(笑)
あと1番右下で呆然と座り込んでるマリアが印象的で。
他の人は皆
息絶えたイエスに触れて悲しんでるけど、
ただ1人座り込んで頭が真っ白になってるマグダラのマリアを見ると、
「せやんなー。確かにそういう反応も有り得るわリアルー」って感じて。
因みにwikiったトコロ、
「INRI」の意味は
「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM(ユダヤ人の王、ナザレのイエス)」だそうです。
で、ナザレってのは地名だそうで。
イエスって当時ありふれた名前だったってのは知ってたけど、
だからこそ区別する為に「ナザレのイエス」なんだって。
つまり、「Leonardo da Vinci(ヴィンチ村のレオナルド)」と同じですね。
で、イエスがローマ総督ポンツィオ・ピラトによって磔刑にされた時に
十字架に掲げられた罪状らしい。
ふ~~ん、タメになるね~~
さ、次。
Sala di Gotico Internazionale(その他諸外国のゴシック様式)。
ココで1番最初にメモったのは、
「Goticoって何?」でした(苦笑)
あ、辞書には『ゴート民族の、野蛮な』とか出るけど、
この場合はもちろん『ゴシック様式』だよね。
このsalaで気になったのは、
Gentile da Fabriano,Gentile di Niccolò di Giovanni di Massio detto(1360~70頃-1427)の
“Adorazione dei Magi(東方三博士の礼拝)”、1423年の作品。
※Wikipediaより拝借。
この絵、Gentile da Fabrianoの代表作らしい。
で、この絵の感想は一言。
「真ん中の赤い人、誰?」
だって青い人が金の装飾品を足に着けたげてるんやもん。
そんなにスゴイ人??
や、単純な疑問で゛
3人(三博士)いるうち、
誰がどの名前の人とか全然分からないんだけど、
とりあえず「何かスゴイ後ろとか何人並んでるん」って感じですね。
しかも後ろの方まで手抜きせんと細かく描かれてるし
この人は、
人物の顔も個性と表情をつけて描いてるんだね。
そんな程度しか感想出て来ないのが悲しい
…と、まだ3作品しか感想書いてないのに
かなり時間かかっちゃった
今日は今からまた別のブロ友さんと初・対面だから、
このネタは一旦ココで
あとまだ16作品もメモがあるから、
何連載になるんだ、このネタ…。。
ホンマやな(笑)
『いー やー や~~』って感じのしなり具合やな(笑)
ちなみに少し違和感を感じたのですが、aveとgratiaの間にmariaはなくても良いのですか??
…だと思いました(笑)
今の世に漫画があるのは、マルティーニのお陰だったんですね!(笑)
因みにwikiってみたのですが、
ルカ福音書の1章第26~38節で、ラテン語でやはり「Maria」無しですね。
「Gratia Plena」で『恩恵に満ちた方』だそうです。
しまうわ。口からビーム発してるみたいよね
1300年代にはヨーロッパの町としては最大の
勢力(ロンドンやパリ以上に!)を保持した
シエナ。芸術もこの時代に開花した感じよね。
シエナ派で外せないのがDuccio di Buoninsegna。
彼の書くマドンナや天使の表情は優しくて
癒されるよ
同時期のフィレンツェ派の画家はCimabue, Giotto,Taddeo Gaddiです。今度uffizziに
行ったらシエナ派とフィレンツェ派それぞれの
Maestaってタイトルの絵を見比べてみて!
フィレンツェ派の特徴は
Disegno
Chiaroscuro
Spazio
シエナ派は
Colore
Linea
Ricchezza
なるほどね!って感じよ?
あっ、Buoninsegna!
作品観たけどあんまり注目してなかったや。。
“Maesta”ですね。是非観て来ます!
どちらでも大丈夫なのかな。
A presto.
原語はSSですね。