かーちゃんはつらいよ

特別支援学校中2の超多動そうちゃん(自閉症重度知的障害あり)と、本と歌が大好きな高2のみゆみゆを、働きながら子育て中。

悲しみに沈む日だってあるさ

2011年10月15日 20時43分23秒 | みゆみゆとの生活
先日、2回目の養護学校体験入学に行ってきました。
どこに行くのかわからず行きの車で窓ガラスをバンバン蹴っていた前回と違い、
朝から「ようごがっこう、いくよ~」とご機嫌だったそうちゃん。
今日は大丈夫かなーと思ったのが甘かった。

「いつも同じ」が絶対安心、なそうちゃんにとって、
「2回目」は必ず「1回目と同じ」と思い込んでいたみたい。

着いてすぐに「1回目と同じように自分と手をつないで学校見学をしてくれるかわいいお姉さん(よその教育委員会の人)」を探しはじめました。
ところが、2回目はそういう方がおらず…。
「今日はお母さんと一緒。」と伝えても、なんか納得できないらしいそうちゃん。

しぶしぶ私と一緒に校内見学をはじめたものの、前回とコースが違うことが、また不安定要因。
その上、グループが分かれていて、1年生のクラスに入って一緒に遊ぶ「体験」は、すぐにさせてもらえず。
悪いことに、そうちゃんは後のグループ。
目の前で始まった楽しそうな音楽を横目に、その部屋には入れず、引き返さなければならなかったのでした。

結局一旦見たその部屋に「はいりたいよー」となってしまい、廊下に寝そべって抵抗をはじめました。
「あとでね」と言ってもわからず、抵抗する力が強くなるばかり。
お母さんたちに連れられておとなしく校内を見学している他の親子がうらやましいやら、自分の状況が情けないやら。

待ち時間が長くなるに従ってそうちゃんの気分は下降線。
そうちゃんにしてみれば、思ったのと全然違った挙句に待たされ、押さえつけられて、不本意だったことでしょう。
そこを「こんにちは」と話しかけられても、答えたくなかったことでしょう。
「絵本でも読む?」と持参した本を見せても、バーンと放り投げてしまい。
「拾っておいで」と言うと拾ってきて、またバーンと投げる。
あらあら。
ちょうどそこへ、うちの市の教育委員会の人が登場。
頭に来ているそうちゃん、まずいことにその人の高級そうなカバンを、バンバン、と蹴ってしまいました。
あちゃー。
一番蹴ってはいけない人の持ち物を蹴ったね、あなた…。

教育委員会の人はやさしい口調の方でしたが、
「こうやって思いが通らないと物を投げたり蹴ったりしちゃうんですね」と言われてしまいました。
また、「養護学校か支援学級かで迷っておられるんでしたか?」とも聞かれ。
私が、「いえ、迷ってないんです。支援学級に、と思ってます。」と言った瞬間、
「あ…。そうですか…。」と、固まる時間。
こういうのの一つ一つに、傷ついちゃうんだよなー。
たぶん、私が過敏になりすぎてるのだと思うのですが。

待ちに待ったあげく、教室にやっと入れて、体験が始まったけど。
そうちゃんはパニックになってしまっているので、全く参加できず、床に寝そべったまま。
しかも目にいっぱい涙をためているのがかわいそうで。

途中から、以前に相談したことがある養護学校の先生が声を掛けてくれて、そうちゃんを引き受けてくれました。
「待ち過ぎて嫌になっちゃったよね、ごめんね
その優しい言葉とまなざしに、思わず
「そうなんです。私も、嫌んなっちゃいました。」と本音を吐いたら、堰を切ったように涙が出てしまいました。

まだ6歳なのに、進路に迷っているそうちゃんと私。
できた、できない、手がかかる、かからないを、他人の目で、評価される哀しさ。
何かの船に乗せられて、広い不安な海をただよっている感じ。

私から離れて、先生と一緒に行動し始めたそうちゃんは、そのうちに落ち着いて、数人の先生に愛嬌を振り向きながら、ボールプールや滑り台などの遊びを楽しむことができました。
一旦涙腺がポーンと壊れてしまった私は、教室の隅に座りこんで、一人、泣いていました。
溜まってた物が流れ出た感じで、それほど精神的なダメージを受けたというわけでもないのですが。
周りから見たら、異様だっただろうなー、と思う。
泣きやみたかったけど、どうしても止められなかったんだから、まぁいいや。

これからも、何度もこういう経験をしていくんだろう。
そうちゃんの障碍と向き合うのは、そういうことなのかな。
まだ、流す涙の総量が、足りないのかも。
そんな自分と折り合う方法も、もう少し考えていかなきゃ。

最終的には、そうちゃんはニコニコで、私は泣き腫らして学校を後にしました。
で、二人で大好きなラーメン屋さんに入り、お昼ごはんを食べて気持ちを切り替え、
そうちゃんは保育園へ、私は仕事に行きました。
そういう日の仕事は、キツイんだけど、2時間も経てば、もう仕事モードで笑える。
そして、午前中の自分を客観的に見られるのです。
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4 コメント

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Unknown (響美)
2011-10-16 00:43:56
読んでるこっちも涙出ちゃう。

私は障碍のある子供たちに理解があるわけでもなく、障害を持ってるすべての人に愛を注げる人格者にはなれませんが、純粋にそうちゃんが好き。そうちゃんと、みゆみゆちゃんと、その二人を育てていらっしゃるご家族が大好きです。

だから、『障碍を持った子供が理解されない現状』を嘆き悲しんでいるというより、単純に私の好きなそうちゃんとそうちゃんのママが悲しいなら私も悲しい。

福祉的に寄り添ってあげられてないようで申し訳ないけど、それが正直な気持ちです。「障碍がある子の子育てなのに頑張ってるから」ではなく、「素敵な感性を持ってて子育てを素直に楽しんでいらっしゃるから」応援してます。

またお喋りしましょうね。
ありがとうございます (みゆはは)
2011-10-16 20:15:27
応援メッセージありがとうございます。
私も好きです先生

キャパが狭くて、すぐに頭の中と心の中がいっぱいになってしまって、
困ったよ、悲しいよ、と言ってしまう私の独り言を、こうして拾ってくださって、嬉しいです。

最初から「障害児の親」な人はいないし、
自分も、「みゆみゆとそうちゃんを子育てしている人」でしかない。
たまに、負の「なんで私だけ」スパイラルにハマりそうになるけど、自分という個人を見失わないように、前を向いていかなきゃいけないですね

今日はたくさん昼寝して、元気をチャージしました
来週はいよいよ決戦の(?)就学時健診。
あまりに私が緊張感高すぎるので、夫が一緒に行ってくれることになりました。
3歩下がって三つ指ついて、ついていきます




応援してます (よし子です。)
2011-11-01 01:22:47
私には何もできないけど、

ゆみハハとそうちゃんに

遠くからエールをおくってます!!
ありがとう。。 (みゆはは)
2011-11-01 21:58:18
よっちゃん
元気?忙しくしてる?
メッセージ、ありがと。嬉しいよ。嬉しい。
よっちゃんもよっちゃんらしく、頑張ってね

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