かーちゃんはつらいよ

特別支援学校高3の超多動そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

エンジン倍倍デー

2018年11月18日 21時27分44秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃん、エンジンフル回転どころか、倍倍デーが続いています。
どうしちゃったの、と尋ねたくなる。
答えはないけど。

嵐のような、意味のない言葉、言葉。
そして衝動的な動き。
立ってるときは足の裏が、椅子に座ってる時はおしりが、数ミリ浮いてるんじゃないかと思うほどの安定感のなさ。
ふわふわ、ソワソワ。

金、土とそうちゃんと寝る当直当番を夫か代わってくれたので、私は一人、別の部屋で寝ることができました。
久々に両手両足伸ばして朝まで眠れて、元気になれました。
一方の夫は、よほど疲れたのか、胃腸風邪と思われる症状で今朝はダウン。

というわけで、今日の合唱練習は夫は参加せず。
私とみゆみゆとそうちゃんとで行きました。
2週間前の、天使のようにおとなしいそうちゃんならいざ知らず、倍倍デーのそうちゃんを見ながら指揮するなんて、大丈夫だろうか?
一抹の不安がよぎる。

しかしそこはさすがの合唱団メンバー。
準備や片付けはどんどんみんなでやってくれる。
ギターの代わりに伴奏してくれる人もいる、そうちゃんをおんぶしてくれる人もいる。
何より嬉しいのは、そうちゃんが大声出していようが走り回っていようが、それも含めて音楽そのものを楽しんでくれているみんなの姿。
きれいなハーモニーを聴いていて、幸せな気持ちになりました。

終了後は、「昨日18歳のお誕生日」という女の子にハッピーバースデーを歌い、なぜだか私が晴れやかな気持ちになりました。
18歳。その只中にいた時は孤独が怖くて、生きるって何だろうと、小説や詩や映画に探していたような…。
けど、四十路になってしまえば、18歳はまぶしい。キラキラしてる。応援したくなる。

18歳をお祝いした後、今度は別の友人に、彼女のお義母さんの訃報を聞いた。
90歳を越えてらっしゃったことを知らなかったけど、たまたまご縁あって毎月のようにお話をさせていただいていました。
笑顔でささやくような、その方の話し方が思い浮かんで、ポロリと涙がこぼれた。
この前のお城での音楽祭に、車椅子で出てくれました。
2月のコンサートにも一緒に出るつもりで、そこにいないかもしれないなんて想像したこともなかった。
さみしい。

いのちは。
終わりがあるけれども。
亡くなった方の話をするとき、そこに確実にその人はよみがえっている。その人と向き合った人の、優しさや葛藤や想いも。

ふわりと静かな空気が流れたよ。

さあ、今日のそうちゃんは全く寝そうにない。
頓服も効果なし。
2時間くらい、「フィールでポテトチップスかうよー」と絶叫し続けていて、声も枯れてる。
夫がチャレンジして30分になるけど、まだまだ続く、大きな声。
仕方ない。深夜ドライブといきますか…。