miyukichin’mu*me*mo*

夢想・瞑想・妄想的気まぐれ雑感☆
本や映画のレビュー中心です。
ご訪問くださり、ありがとうございます!

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

涙そうそう [Movie]

2007-10-29 | (review:all)
 映画 「涙そうそう」(土井裕泰:監督)
 のTV放映を観ました。
 
涙そうそう スタンダード・エディション

アミューズソフトエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


 母親(小泉今日子)の連れ子だった兄・洋太郎(妻夫木聡)と、
 父親(中村達也)の連れ子だった妹・カオル(長澤まさみ)。
 血が繋がってないにィにィ(兄)と妹の、
 お互いをかけがえなく思う気持ち――。

 もうこのプロットだけでもベタな設定だし、
 展開もかなりベタでした。
 でも、それが全然悪くない。
 ていうより、すごくいいっていうか、
 めちゃめちゃ泣いてしまいました。
 (念のため、泣いたからいいって意味ではありません)

 洋太郎もカオルも、ほんとに心から
 相手のことを思ってるんですよね。
 それがもう節々から自然に伝わってきて、
 それだけで涙腺がぶわーーって感じでした。
 沖縄の風土と言葉も、すごくいいんですよねー。

 洋太郎の元彼女(麻生久美子)も、
 いやみなくせつなさが出てて、よかったなぁ。

 あと、沖縄モノには常連ともいえる、
 おばあちゃん役の平良とみさん。
 これまでにどこかで聞いたことのある、
 ごく“あたりまえ”のことを語っているだけなのに、
 なんかすごく説得力があるというか、
 しんしんと沁みるようでした。
 とくに、「長い命と、短い命」が印象に残りました。

 最後、エンドロールで流れる主題歌「涙そうそう」に
 また泣かされてしまいました。
 いい曲ですよねー。
 映画もよかったです。ベタでも(笑)


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (10)   トラックバック (14)

永遠の仔 (上)/天童荒太 [Book]

2007-10-28 | (review:all)
 天童荒太:著 『永遠の仔 (上)
 
永遠の仔〈上〉
天童 荒太
幻冬舎

このアイテムの詳細を見る


 2000年の日本推理作家協会賞受賞作。
 同年TVドラマ化もされていたので、
 ご存じの方も多いでしょう。
 (私はほとんど見てませんでした)

 この作品、なんで読もうと思ったかというと、
 先日 『包帯クラブ』 を読んだ際に、
 同じ天童さんによる本作を評価する感想を
 少なからず目にしたからです。
 これはやっぱり、読んでおこうと。

 まだ上巻のみなので、
 この後どこに着陸するのかはわかりませんが、
 「子ども」、「元子ども」、それぞれの苦しみが、
 とても痛いです。
 
 親を愛し求めるあまり、
 悪いのはすべて自分のせいだと自分を責めてしまったり、
 自分が経験してつらさをわかっているはずなのに、
 やっぱり子どもにちゃんと向き合えなかったり。
 暴力的な「虐待」を受けているわけでなくても、
 いろんなストレスで苦しんでいる子どもたち。
 それって、けっして「それは甘えだ」の一言で
 片づけられるものじゃないし、
 むしろ甘えたりできないがゆえに、
 そこまで苦しんでいるわけで・・・。

 なんだかとても重いのですが、
 人と人との関わりについて、考えさせられます。
 上巻終盤にかけて、物語が動き出してきたので、
 下巻でそれらがどう交錯していくのか、
 引き続き読んでいきたいと思います。


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (4)   トラックバック (1)

セクシーボイスアンドロボ [TV Drama]

2007-10-27 | (review:all)
 今年4~6月放映のドラマ「セクシーボイスアンドロボ」
 のDVDが出てから約1ヵ月。
 買おうかどうしようか迷いながら、
 そのままになっていたのですが、
 封印されていたVoice 7(第7話)収載のvol.3のみ
 とりあえずレンタルし、ようやく観ることができました。
 
セクシーボイスアンドロボBOX

VAP,INC(VAP)(D)

このアイテムの詳細を見る


 そのVoice 7、放映当時、
 現実にあった立てこもり事件を想起させる
 という理由で封印されていたわけだけど、
 観終わった感想としては、
 放映してもよかったんじゃないかなーって。

 犯人は極悪非道とはほど遠い、寂しい人だし、
 誰一人けが人が出たわけでもないし、
 そもそも立てこもってしまったのも成り行きだし。
 もちろん、そんなことを言ってはいても、
 現実に起きたとしたらやっぱり犯罪なのだけど、
 他の回と同じく、
 人に対する優しい思いやりの気持ちが
 じわーんと伝わってくるよい回だったもので、
 残念だったなーって思っちゃいました。

 ロボ(松山ケンイチ)がニコ(大後寿々花)の家族に
 初めて会ったりだとか、
 2人の誕生日が偶然同じだってわかったことだとか、
 そういうエピソードも盛りこまれていただけに、
 なおさら・・・。

 もしかすると、視聴率がよくなかったせいもあるのかなー。
 プロデューサーも局に強くは言えなかった、みたいな^^;;

 Voice 7を観たあと、この巻に同じく収載の
 Voice 6、Voice 8も観たんですけど、
 やっぱりいいなぁー、セクロボ。
 放映時にリアル&録画で最低2回は観てるのに、
 やっぱり観入ってしまって、
 筋書きも展開もわかってるはずなのに、
 やっぱりウルウルして泣いてしまって。

 ロボ、サイコー! ニコ、サイコー!
 社長もよっちゃんも、ニコ父も、ニコ母も、
 ロボ母も(笑)、一海ちゃんも、
 みんなナイスキャラでした☆ 

 Voice 7だけ観れりゃーいっかー、とも
 思ったりもしたけど、
 やっぱりDVD-BOX買おうかにゃ~^^


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (4)

EUREKA (ユリイカ) [Movie]

2007-10-24 | (review:all)
 映画(DVD)「EUREKA (ユリイカ)」(青山真治:監督・脚本)
 
ユリイカ(EUREKA)

メディアファクトリー

このアイテムの詳細を見る


 カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞・
 エキュメニック賞受賞作品。

 バスジャックに遭遇した10代半ばくらいの兄妹・
 直樹(宮崎将)、梢(宮崎あおい)と、
 そのバスの運転手だった沢井(役所広司)の、
 トラウマからの再生の旅を描いたロードムービーです。

 1ヵ月ほど前に観た 「サッド ヴァケイション」 に
 つながっている映画。
 順番としては、
 「Helpless」(未見)→「EUREKA」→「サッド ヴァケイション」
 となるようです。

 青山監督、「サッド~」が初めてでしたが、
 そのときの「なかなか好きなテイストだなー」
 っていう感覚、ここでも再認識しました。
 ゆるーくて、どちらかといえば淡々とした運び。
 でも、だからといってけっして退屈ではなく、
 不思議と画面に引きつけられるんですよねー。
 なんだろうなぁ、これ。
 好みの問題なのでしょうが。

 ただ、この映画の難点として、長すぎます。。
 217分(3時間37分)て!!^^;;
 いくら長くても、やっぱり3時間が限度じゃないかなぁ?
 DVDで観ていたこともあって、
 さすがに途中で中断しちゃいました。
 さっき「退屈ではない」って書いたところですが、
 家で観てると、やっぱり多少だれてきてたかも^^;;

 ま、でもこの映画の場合、
 その「長さ」自体が、ある意味
 1つのメッセージといえるのかもしれません。
 なので、「短くすべきだ!」と
 強くは主張しかねる部分はあるのですが。

 役所さんは、いつもながらよいです。
 自分も心に傷を負ったがゆえの、
 兄妹への思いやりの気持ちが
 ものすごく伝わってきました。

 宮崎あおいちゃん、このとき14~15歳くらいかな。
 すごくかわいいです^^
 でも、ただかわいいだけじゃなくて、
 幼いながらもしっかりとした意志の感じられる
 芯のある女の子を体現していたように思いました。
 まっすぐにこちらを見つめるカメラワークが
 何度かあったんですが、
 そのどれもがとても印象的でした。

 「EUREKA」って、ギリシア語で
 「われ発見せり」という意味だそうです。
 終始セピアのモノトーンで進行していた映像が、
 突如鮮やかなカラーとなる、ラストシーン。
 どこかの山の断崖からの眺望がとても美しくて、
 そこにタイトルである「EUREKA」の文字が
 くっきりと映し出される――。
 観念的ではあるんですが、ピタッとハマっていて、
 なんだかジーンとなってしまいました。

 いわゆる“癒し映画”とは違う。
 「頑張れ!」って鼓舞される映画でもない。
 でも、静かに勇気を与えてくれ、
 心におだやかに語りかけてくる。
 そんなふうに私は感じました。


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (2)   トラックバック (3)

蟲師 [Movie]

2007-10-20 | (review:all)
 映画(DVD)「蟲師」(大友克洋:監督/漆原友紀:原作)
 
蟲師 (通常版)

video maker(VC/DAS)(D)

このアイテムの詳細を見る


 半年ちょい前の公開時、
 主演のオダジョーが初日舞台挨拶のため
 大阪まで来るってんで、
 チケットとるのに並びましたよ、朝7時から。
 でも、夕方も夜もどちらの回も、
 もう少しで順番が回ってくるっていう直前で
 涙の売り切れ!(えーん!)
 あまりにも惜しすぎるくらいに
 あとわずかのところだったもんで、
 逆にネタにしまくってましたが(笑)

 と、そんな悲しく笑える思い出アリのこの映画、
 ようやくDVDで観たわけなのですが・・・。
 
 うえーん、話がよくわからないよぅー・・・(汗)

 映像はね、すごくいいんですよ。
 なんか昔の、100年くらい前の日本の、
 なんか妖気的な、おどろおどろしい雰囲気で、
 かといってただ古くさく暗いのではなくて、
 なんていうか、神秘的に美しい感じがあって。
 ラストシーンも、すごくきれいでした。

 もともと、原作読んでない人にはわかりづらい、
 不親切な映画、という評判を耳にしてはいました。
 実際、その評判は正しかったような・・・^^;;

 あまりにも話がわからず、つらくなったので、
 映画途中で公式サイトを開いて、
 ストーリーetc.をカンニングしてしまいましたよ。
 ははは、、、^^;; 

 結局、この映画の言いたかったことって、
 蟲=自然に対する畏怖、敬意、みたいなものなのかな。
 その自然と人間との橋渡しというか、
 うまく共存できるようにするのが、
 蟲師の役目であるわけなんですよね。
 これって、今の時代にも通じるというか、
 むしろ自然の大切さを忘れがちな今だからこそ、
 自然の尊さを見直して、
 共存の道を探るべきなんでしょうね・・・。


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (26)   トラックバック (37)

初恋 [Movie]

2007-10-17 | (review:all)
 映画(DVD)「初恋」(塙幸成:監督/中原みすず:原作)
 
初恋 スタンダード・エディション

ハピネット・ピクチャーズ

このアイテムの詳細を見る


 宮崎あおいちゃん主演ということで
 観てみようと思った作品。
 1968年に実際に起こった「三億円事件」を
 実行犯であるみすず(宮崎あおい)の視点で
 描いています。

 主人公である実行犯の名前と原作者の名前が
 同じであることからもわかるように、
 原作の同名小説は、
 実際の犯人が自伝的に書いたものとも
 いわれているようです。
 ドラマ 「時効警察」 でもパロってた(?)のを
 思い出してしまいました。

 それにしても、三億円って、巨額ですよね。
 事件から40年経った現在ですら、
 ほとんどの一般人にとっては、大金です。
 当時ならなおさらだったでしょう。
 それだけに、人に危害が及んでいないことも含めて、
 この事件が伝説化しているのも、納得、かも。

 事件を扱ってはいますが、
 タイトルのとおり、みすずの「初恋」の物語です。
 好きだった人との「別れ」には、
 せつなさがきゅーんときました。

 主題歌が私の好きな「青のレクイエム」(元ちとせ)
 だったことを、観るまで知りませんでした。
 悲しくせつない歌詞が、
 すごくこの映画に合っていて、
 せつせつと胸に迫ってきました。
 うーん、いい歌。いい映画。


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (8)   トラックバック (9)

クローズド・ノート [Movie]

2007-10-14 | (review:all)
 映画 「クローズド・ノート」(行定 勲:監督/雫井脩介:原作)
 を観てきました♪

 クローズド・ノート

 映画そのものと別なところで
 話題になってしまってますが^^;;、
 観客の入りはわりとよいみたいでした^^

 原作を読んでいないので、
 「ノートを介して時空を超える」みたいな
 SFチックなミステリー仕立てなストーリーを
 勝手に想像していたんですが、
 そういうのとは全然違ってました。

 万年筆が登場したり、主人公の服装とかから、
 時代背景も一昔前だと思っていたら、
 なんと現代でした^^;;
 うーん、今どきあんな女子大生いるのかな??
 ・・・なんていうツッコミはおいといて、と。

 香恵(沢尻エリカ)の引っ越し先の部屋に
 残されていた、前の住人・真野伊吹(竹内結子)
 の日記である1冊のノート。
 香恵が思わず読み進めていくうちに、
 小学校の先生をしている伊吹の日々の様子が
 ノートから浮かび上がってきて、
 交錯するように描かれていきます。

 この伊吹先生が、すごく素敵でした。
 竹内さんって、正直最近あまり印象よくなくって、
 演技もあまり期待していなかったんですが(スイマセン^^;;)、
 そんな事前の思いこみは見事に払拭されました。
 この映画自体、主演こそ沢尻さんってなってるけど、
 竹内さんと伊勢谷友介さんの好演あってこそ
 成り立っているといえるんじゃないかな。
 沢尻エリカちゃんも、もちろんよかったんだけど、
 私の印象では何より竹内さんでした。

 絵に描いたような「素敵な先生」像って、
 「けっ、うそくさー」みたいに見えてしまうと
 そこですべて台無しだし、
 くせのある役よりも、かえって難しいとも
 思うんですよね。
 その点、竹内さん、すごくよかったです。
 もうあの笑顔を思い出しただけで、
 泣けてくるくらいですよ・・・(;_;)

 香恵が惹かれる石飛リョウ役の伊勢谷さんも
 飄々としつつも優しいって感じがぴったりで
 なかなかよかったです。
 「ハチクロ」のときみたいな、
 私の好きな感じの伊勢谷テイスト。
 ああいう人、実際いたらモテそうですよねー(笑)

 観る前は、
 「主題歌の力に頼ってるようだと、
  ちょっとがっかりだなー」
 なんて思ったりもしてたんですが、
 そんな心配は杞憂でした。
 主題歌もよいけど、映画もよかったですよ。
 ある意味ありきたりともいえるストーリーだけど、
 「心」の大事な部分を丹念に描いていて
 じわーっと沁みてくるところがありました。

 元気が足りなかったり、何かにくじけそうなとき、
 「胸をトントン」で
 力が湧いてきそうな気がします^^


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (28)   トラックバック (32)

無銭優雅/山田詠美 [Book]

2007-10-13 | (review:all)
 山田詠美:著 『無銭優雅
 
無銭優雅
山田 詠美
幻冬舎

このアイテムの詳細を見る


  みーみーと言って体をすり寄せて来るのは
  猫ではないのである。


 書き出しから引きつけられてしまいました。
 40歳を過ぎた者同士の、
 でもけっして“大人の”という形容詞は似合わない、
 慈雨と栄の、等身大の恋。

 読んでて、ものすごく心地よい小説でした。
 二人の恋の様子が、すっごいほほえましくて、
 ときにはバカバカしく見えるやりとりすら、
 なんだかとてもうらやましいっていうか。
 なんていうか、これって、なんか理想だよなぁ、
 なんて思いながら読んでました。

 ただ二人の世界だけを描くのではなく、
 慈雨の家族のことや、仕事場のことや、
 栄の仕事のことや、そのほかもろもろ、
 周辺のこともちゃんと描かれていて、
 それでも核にはやっぱり二人の世界があって。

 あー、やっぱり山田さん、上手いなぁー。
 昔はもっととんがってた印象だったけど、
 先日読んだ 『風味絶佳』 といい、
 いい意味で肩の余分な力の抜けた雰囲気が
 穏やかな空間を醸し出していて、
 すごく心地いいんですよね。 
 ほんとよかったーー。

 装幀もまた素敵☆
 シンプルだけど、品があって華やかで、
 内容にもそぐってるように思います。
 さすがは鈴木成一デザイン室!^^


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (2)   トラックバック (3)

バッテリー VI/あさのあつこ [Book]

2007-10-10 | (review:all)
 あさのあつこ:著 『バッテリー VI
 
バッテリー 6 (6) (角川文庫 あ 42-6)
あさの あつこ
角川書店

このアイテムの詳細を見る


 5巻を読んでからしばらく間が空いてましたが、
 ついに最終巻を読み終えました。
 
 こないだ先に映画を観てしまったんですが、
 やっぱり原作とは別物かもなぁ、って、
 ひさびさに原作読んで思いました。

 登場人物が全員出ないのは、
 まぁ時間の制約上も仕方ないんですが、
 やっぱり吉貞が出ないのは寂しい!(笑)
 ま、映画ではその分も「さわ」が頑張ってましたが。

 でも、そんなことより何より、
 巧や豪や青波の成長ぶりが、
 原作ではものすごーく丁寧に描かれてるんですよね。
 6巻からあらためて1巻を振り返ると、
 なおさらそう感じました。

 とにかくアツく、そしてさわやか!
 途中の巻では若干重くなったところもあったけど、
 全体的に、楽しく読める小説でした。

 それにしても、巧や豪だけでなく、
 海音寺も瑞垣も門脇も、
 彼らのあの会話、中学生じゃないよ~!(笑)


 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (2)   トラックバック (2)

青年のための読書クラブ/桜庭一樹 [Book]

2007-10-09 | (review:all)
 桜庭一樹:著 『青年のための読書クラブ
 
青年のための読書クラブ
桜庭 一樹
新潮社

このアイテムの詳細を見る


 名門のお嬢様学校である女子高において
 100年にわたってひっそり存続してきた
 「読書クラブ」。
 この読書クラブ誌の記録という形で、
 1~5章とそれぞれ時代を変えて
 物語は進んでいきます。

 生徒会、演劇部、新聞部との軋轢や
 それぞれの主導権争いの醜さ、滑稽さ。
 女子校独特と思われる、
 同性の「王子」を求めての狂騒。

 このデフォルメされた女子校イメージ描写に
 アレルギーなく入り込んでしまいさえすれば、
 なかなか楽しめます。
 でも、どちらかというと読者は
 女子に限定されるかも!?
 男子にはわからないノリかもしれません(笑)
 もっとも私も、女子校には幼稚園~大学まで
 1度も通ったことはないのですが。

 とりあえず私は、第1章での紅子の独り言、
 「……どないやねんな」
 にガシッとつかまれてしまいました(笑)
 大げさに言えば、このつかみだけで
 1冊読まされてしまった、
 といってもいいくらいです!(笑)

 各章冒頭に掲載されている
 文学作品からの引用フレーズ、
 章の初めには「?」なのだけど、
 章を読み終わってから戻って再読すると
 「ほぉーー」です。
 こういうのも、ちょっと楽しいですよね^^

 最後に記された乙女たちへの応援メッセージも
 力強く、愛情がこもっていて、なかなかいいです。

  乙女よ(そして青年よ!)、永遠であれ。
  世がどれだけ変わろうと、
  どぶ鼠の如く、走り続けよ。
  砂塵となって消えるその日まで。
  雄々しく、悲しく、助けあって生きなさい。

  ご清聴ありがとう。若い人たち。
  では、よき人生を。



 TOP PAGE  ブログ検索☆BITZ
コメント (16)   トラックバック (13)