はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

あきだこまち

2008-04-01 00:48:52 | 杭州生活
近所にある大型スーパーが、「進化」を続けている。

この杭州、しかも日本人の居住エリアでもないローカルマンション街、
あと数百メートル西に行けば、湿地と農村風景の広がっているこの西の果ての
中国ローカル系大型スーパーが、最近あなどれない。

数ヶ月前から、ここで中国東北産の「秋田小町」が手に入るようになったのである。
こちらで生活を始めた5年前は、
「江南大米」(江蘇産)を、一回炊いたら底がすすけて真っ黒になるナベで、飯ごう炊さんよろしく炊いていた。
中国では昔、江南地方は米どころとして知られ、「魚米之郷」とも言われたものだが、21世紀の現代、この地方は著しい経済発展に伴い、川や土地の汚染が進んで米の生産量が落ちたのか、
今、スーパーで売られている米のほとんどが「東北大米」(中国東北産)である。
もともと小麦粉から作られる麺食文化圏で、米を食べる習慣すらなかった東北地方が今や中国一の米どころ、というのも何とも皮肉な話だが、

「東北大米」を、「サザエさん」に出てくるようなもらい物の炊飯器で炊いて食べるようになったのは、4年前。

東北米の中でも胚芽米や有機米が出始め、そちらに鞍替えしたのが、3年前。

そして杭州の外資系スーパーで、普通の中国米の倍の値段の中国東北産「こしひかり」が手に入るようになり、
「東北有機米」と「こしひかり」を1:1の割合で混ぜ、Panasonic遠赤外線炊飯器で炊き始めたのが、約1年半前…。

「こしひかり」を混ぜて炊くと、明らかに米のモチモチ&ツヤツヤ度がアップするのだが、
やはり高い&町の反対側の外資系スーパーでしか手に入らない ので、普段は1:1で混ぜて炊いていた。
いつだったか、特別な日に全部「こしひかり」で炊くというゼータクな暴挙に出て、
炊き上がったご飯を見ると、まさに「銀シャリ…?」という言葉しか思いつかないほど、まぶしかった

そして、ついにこの「秋田小町」が登場したのである!

値段も「東北有機米」よりやや高め、だが「こしひかり」よりはずっと安く、
しかも自転車で10分以内のスーパーで買える!!
「秋田小町」だけで炊いても十分美味しいし、
さらに「こしひかり」を混ぜて炊くと、更にモチモチ&ツヤツヤ度がアップ…。
これまで、モチモチ度が足りなくて難しかったおにぎりだって、ラクラク

…あああ、5年前はこんな日が来るなんて、夢にも思わなかった~~~

よく見るとパッケージの振り仮名は「あきたこまち」ではなくて、「あきだこまち」なのだが、
……この際、「あきだこまち」でも、美味しいから許す!!
(>秋田県民の方、面目ない…

近所のスーパーは本当に侮れなくて、
先々週には日本産の輸入米も発見!(当然日本値段より高い!)。
日本輸入の冷凍クリームコロッケや、いわしハンバーグ!
冷凍のさんまに、鯖!!
日本では毒ギョーザ事件の後売り上げが落ち込んでいるという、日本向け中国産冷凍食品も、
冷凍たこ焼き、冷凍お好み焼きにピーマンの肉詰めまで発見!!

さらに昨日は水菜、サニーレタス、ベビーリーフが、高級食材のパッケージに入れられて並んでいるのを発見した!!!

…もう、もう、目が離せないっす、「聯●超市」~~~~(注:超市=スーパー)

中国ローカル系のスーパーも、ぜひお見逃しなく…

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