藍染⑧
写真の藍色に染まっている部分は、天然繊維。白い部分はポリエステルで、合成繊維を藍染することは出来ないそうです。藍と木綿の相性はバツグンで、江戸時代の木綿の染色の半分以上は藍染だったといわれています。また藍染は江戸っ子に好まれたワケは、何回も着て、水洗いされる度に、藍の色合いが微妙に変わってゆく様を楽しんだそうです。中には染めたばかりのものをわざと色落ちさせて、という注文もあったそうで、まるで今のジーンズに対するファッション傾向と同じなのは、時代は変れども、人は変わらない、ということなのでしょうか。
時代の流れで反物を作る工場はなくなり、木綿の藍染技術を生かして今はジーンズ工場になっています。
少し離れたところが備後絣の産地で、こちらはまだ数軒工場が残っています。
しかし、ご存知のように海外製品に押されたり、需要が減少。若い人に支持されるには、どうしたらいいのでしょうかね。