近頃の歌舞伎など古典芸能は「音が外
れて」などと書いてしまい、後から恐縮して
おりました。 いや、実は年を取って自分の
耳の方が悪くなったのではないか、と気に
していたのです。
今年亡くなった又五郎さんの追悼番組を
見て、ホッとしました。 昭和35年の白黒
のビデオ。 バックの浄瑠璃(関東では義
太夫と言いますね)も、役者も、誰も音は
外れておられません。
ところが、そこからしばらく経つと、まず浄瑠
璃の声が悪くなり、平成に入ると、役者の
せりふの音程が怪しくなり、そこからは坂道
を転げ落ちるように音は外れっぱなし...
なるほど、歌舞伎は「昭和の芸能」だった
んですね。 今では吉右衛門さんなど、音
の外れない少数の役者さんの方が、むしろ
場違いに感じてしまう。 いやですねぇ...
れて」などと書いてしまい、後から恐縮して
おりました。 いや、実は年を取って自分の
耳の方が悪くなったのではないか、と気に
していたのです。
今年亡くなった又五郎さんの追悼番組を
見て、ホッとしました。 昭和35年の白黒
のビデオ。 バックの浄瑠璃(関東では義
太夫と言いますね)も、役者も、誰も音は
外れておられません。
ところが、そこからしばらく経つと、まず浄瑠
璃の声が悪くなり、平成に入ると、役者の
せりふの音程が怪しくなり、そこからは坂道
を転げ落ちるように音は外れっぱなし...
なるほど、歌舞伎は「昭和の芸能」だった
んですね。 今では吉右衛門さんなど、音
の外れない少数の役者さんの方が、むしろ
場違いに感じてしまう。 いやですねぇ...