近頃、自殺された枝雀さんが取り上げられるこ
とが多いようです。 図書館で何枚かCDを借り
て、久々に聞いてみました。 聞けば聞くほど、
残念なことだったなぁ、と思います。 いえ、もっ
とうまくなれたろうになぁ、と思うのです。
まだまだ色んな芸も習い、話も練り上げなけれ
ばならないのに、若くして「爆笑王」などという称
号をもらってしまい、枝雀さんは行き場を失って
しまったんですね。 「王様」を批評したり、「ダメ
だし」をしてくれる人もいないでしょうから。
易でも舞い上がって行き場を失えば凶、とされ
ています。 批判や批評を受けることで、行くべ
き道が明らかになり、また開けていくものです。
それすらも受けられない孤独、それはすさまじい
ものであったでしょう。
杖道の恩師は、最高段位にまで登り詰められ
ましたが、生前、「もう誰もなんにも言うてくれん」
(誰も指摘してくれない)と、半分怒ったように、
半分淋しがるように言われていました。 王様の
悲しさ、それも恩師から教えていただいたことの
ひとつです。
とが多いようです。 図書館で何枚かCDを借り
て、久々に聞いてみました。 聞けば聞くほど、
残念なことだったなぁ、と思います。 いえ、もっ
とうまくなれたろうになぁ、と思うのです。
まだまだ色んな芸も習い、話も練り上げなけれ
ばならないのに、若くして「爆笑王」などという称
号をもらってしまい、枝雀さんは行き場を失って
しまったんですね。 「王様」を批評したり、「ダメ
だし」をしてくれる人もいないでしょうから。
易でも舞い上がって行き場を失えば凶、とされ
ています。 批判や批評を受けることで、行くべ
き道が明らかになり、また開けていくものです。
それすらも受けられない孤独、それはすさまじい
ものであったでしょう。
杖道の恩師は、最高段位にまで登り詰められ
ましたが、生前、「もう誰もなんにも言うてくれん」
(誰も指摘してくれない)と、半分怒ったように、
半分淋しがるように言われていました。 王様の
悲しさ、それも恩師から教えていただいたことの
ひとつです。