毎年この日になると、あの記憶がよみがえります。
ふと目覚めたら、何だか遙か遠くから「ペキペキペキ」
という不思議な音が近づいてきました。 ダンッという
何かはじけたような音がしたかと思うと、いくつも縦に
大きな揺れが来て、背の高い家具が倒れかかって
きました。
幸いにも他の家具に引っかかって止まってくれました
が、そのままなら足をやられるところでした。 ビュー
ローという縦型の重い机が揺れ出したのを、手で押さ
え込んでいました。 妙に頭が冴え、普段の倍以上
感覚が鋭くなっていたように思います。
昼前まで何度も余震があり、少し落ち着いたときに
当時勤めていた堺の会社まで様子を見に行きまし
た。 南海電車は大阪湾岸を走っています。 電車
から対岸の神戸にどす黒い太い煙が、遙か上空ま
で立ち上がっているのが見えました。
その下で何が起こっていたのか、たくさん報道され、
何度も涙を流しました。 この時のくやしい、悲しい
思いが消えてしまうことは無いでしょう。 だからこそ
今日一日を単なるイベントにしたくない、そう思うの
です。
ふと目覚めたら、何だか遙か遠くから「ペキペキペキ」
という不思議な音が近づいてきました。 ダンッという
何かはじけたような音がしたかと思うと、いくつも縦に
大きな揺れが来て、背の高い家具が倒れかかって
きました。
幸いにも他の家具に引っかかって止まってくれました
が、そのままなら足をやられるところでした。 ビュー
ローという縦型の重い机が揺れ出したのを、手で押さ
え込んでいました。 妙に頭が冴え、普段の倍以上
感覚が鋭くなっていたように思います。
昼前まで何度も余震があり、少し落ち着いたときに
当時勤めていた堺の会社まで様子を見に行きまし
た。 南海電車は大阪湾岸を走っています。 電車
から対岸の神戸にどす黒い太い煙が、遙か上空ま
で立ち上がっているのが見えました。
その下で何が起こっていたのか、たくさん報道され、
何度も涙を流しました。 この時のくやしい、悲しい
思いが消えてしまうことは無いでしょう。 だからこそ
今日一日を単なるイベントにしたくない、そう思うの
です。