人間って、いや、宮代NOWって、いい加減この上ない代物である。
一週間ほど前の散歩道、このガガイモを見て「何とも暑苦しい。こんな綿を着込んだような冬装束の花に集まってくる虫の気がしれない」とけちょんけちょん。
ところが、ここ数日、真夏日を超えることが少なくなり、本日も28.3度(久喜アメダス)と過ごしやすくなると「何と季節を先取りしたファッション、グッド」と評価は一変する。
ガガイモは変化していないのに、人間の見方が変わって評価が一変する。
それが、単なる評価だけならまだ浮かばれるが、その評価に基づいて、行動を起こしたがる人間集団が多くみられる。
100年、200年、いや、千年、万年、億年の時計で動いているのに、人間の短い時計で評価され、しかも「自然保護」の名のもとに、刈り取られたり、移植させられたり・・・。
「あんたの尺度で評価しないでよ」と自然の悲鳴が聞こえてきそう。