東日本大地震から1週間を迎えた埼玉県宮代町を点描してみた。地域、状況によって、その思いはさまざまだろうと思います。余計なコメントは無用と思われるので、それぞれの思いでごらんいただければ幸いです。(写真はいずれも3月18、19日の両日、埼玉県宮代町で撮影)
山野に春の訪れを告げるシュンランが宮代町の山崎山で開花し始めた。
地震という自然の前に力を失いがちな日が続いているが
その同じ大地から、力強く花茎を伸ばし
可憐な花をつけるシュンラン
「春の訪れ」を告げ、見る人に力を与えてくれる。
気象庁機動調査班(JMA Mobile Observation Team )は15日、東日本大震災で震度6弱と県内最大の数値となった宮代町の地震被害状況などの調査を行った。
気象庁機動調査班(JMA-MOT)は、平成20年10月に発足した調査チームで、自然災害が発生した時、被災地域周辺の状況把握や、現象の解説などを行い、地域の住民等への安心感を醸成すると共に被災地等における迅速な活動及びその成果の周知・広報を目的としている。
今回、最大の震度を記録した宮代町や大きな道路被害があった幸手市を調査したもの。
宮代町では役場付近や一時通行止めになった蓮谷橋付近を調査した。
調査結果はまとまり次第発表されることになっており、一部地域住民の中にある「常に宮代町の震度は周辺地域より高めに出る傾向にあるのはなぜか」「震度計に問題があるのではないか」という疑問の声にも答が出されるのではないかと期待される。
14日の宮代町は春本番の暖かさとなり、久喜アメダスは最高気温20.9度と20度超えとなった。前日が18.8度と、二日連続の暖かな陽射しに動植物の機敏に反応、なかなか動き出さなかったソメイヨシノもやっと開花の準備をはじめた。
ソメイヨシノの芽もふくらみ始め、コートに隠れていた柔肌が少しずつ顔を出しはじめている。
宮代町の花「ハクモクレン」も開花
次から次へと開花しそうな気配。
ヤナギも若葉が見え始め
日ごとに木全体が緑に変化し始めている。
早春の野を黄緑に染める「ノウルシ」もお目覚め
一気に背伸びしていく感じ。
植物が動き出せば、当然
舞い飛ぶ
蝶たち
お目覚めの蝶も