宮代町立百間(もんま)中学校(菅野健・校長)は、「学校応援団」活動の一つとして、このほど、校内に常設の美術展示室「百中ギャラリー」をオープンした。同ギャラリーは生徒・教師の優秀作品はもとより、地域の人や百間中学校に関連の人の作品を展示し、地域の人にも公開するという本格的なギャラリー。
オープンの1月17日には、桐川教育長をはじめ、PTA代表、学校応援団コーディネータ、生徒会長、校長らがテープカットを行なって、オープンを祝った。
(写真提供:百間中学校)
埼玉県が平成17年度から進めている、学校・家庭・地域社会が一体となって子どもの育成に取り組む「学校応援団」。その取り組みは、学校における学習活動、安心・安全確保、環境整備など様々だが、中学校に本格的なギャラリーを開設し、地域の人にも公開しながら、生徒の教育にも生かしていく百間中学校の活動はきわめて珍しい取り組みで、各方面からの関心を集めそう。
オープン当初の展示内容は、
在校生の祖母の作品「コスモス」や
百間中学校の生徒のも指導を受けている空手の先生の作品「ミミズク」、
桐川教育長の作品「ストールの女」など地域の人の作品のほか、
美術教師の作品
生徒の優秀作品等多彩。
同ギャラリーは、元宮代町の文書庫として使われていたが、百間中学校卒業の建築家らの協力によって、本格的なギャラリーに変身、照明設備も美術展示用のもので、芸術家の個展の開催にも使える立派なもの。
百間中学校では、「宮代町地域および百間中学校に関係するプロ・アマチュアの作品を展示し、生徒の美術鑑賞能力を高めると共に、作家をお招きしてお話をうかがうなど、地域と学校の絆を高めていく拠点のひとつとしたい」(菅野校長)としている。
なお、ギャラリーは原則、授業日の午前9時から午後4時までオープンするが、学校教育との兼ね合いから当面、一般の人の鑑賞に当たっては職員室まで声をかけて欲しいとしている(保護者会などのときはフリーオープンとする予定)。
また今後、地域の人にボランティアとして受付を依頼し、鑑賞希望者が直接ギャラリーに足を運べるような体制を整備する考えで、準備・検討が進められている。
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