野草摘みの人を多く見かけるが、今のところ、この野草を摘んでいる人を見かけたことがない。
だからというわけでもないだろうが、はびこり放題、小さな花なのに群生するので、散歩道でも目立つ存在である。
もっとも、食べられる時期は他の野菜同様、花が咲く前なので、よほどこの花のことを知っていなければ、手を出す人はいない。
と、偉そうなことを書いたが、私自身、この花に手を出したことがない。
だから、書物などからの受け売りに過ぎないが、ヨーロッパではこのノヂシャ(マーシュ)のサラダが好まれているのだとか。
グリム童話には「ラプンツェル」として、妊婦が食べるとよいとされる植物として出てくる。