
タンポポの世界あは魑魅魍魎、何が何やらわからなくなってきていると、以前に書いた。
それでも、セイヨウタンポポは総苞片が反り返っていて、二ホンタンポポは総苞片が反り返っていないというのが、見分けのポイントでわかりやすかった。

ところが、このタンポポの出現で、その「常識」も危うくなった。

関東地区に多く見られ、総苞片が反り返っていないのだが、どことなく日本のタンポポとは違うのではないかとの感じを抱かせるタンポポ。
そう思わせる要因の一つが総苞片の色。何しろ濃くて自己主張が強い感じ。宮代町では20年くらい前から見られ、一時は爆発的に増えた。

ニセカントウタンポポとの仮名がつけられ、外来種だろうということだが、その正体は明らかでない。

タンポポの世界は、混とんとして来ているように思われる。