節分の3日、埼玉県宮代町の東武動物公園では、動物たちにも日本の伝統行事を味わってもらおうと、サル山のアカゲザルに豆が、アフリカゾウに恵方巻が」プレゼントされた。
サル山では来園者らが、サルに「災難はサ(ル)って福は内」と福豆を投げると、子ザルたちが走り回って豆を食べた。
年配のサルは目の前に豆を並べて「私はいくつ食べればいいんだっけ」思案するユーモラスな姿も。
暖かな陽射しの中で、楽しい豆まきが行われた。
一方、アフリカゾウの“キョウコ”と“アイ”には飼育員の心のこもった、特製(リンゴ、サツマイモ、ニンジン、バナナ、キャベツ、ハクサイ、小松菜入り)の大きな恵方巻がふるまわれた。
人間の恵方巻は時々、食べきるのに苦労するという場面がみられるが、“キョウコ”と“アイ”は器用に鼻でとって、瞬く間にペロリ。
カメラを構えた来園者の中には、あまりの速さに撮りそこなった人も。
“キョウコ”と“アイ”は食べ終わってもものたりないといった感じで、おかわりを要求するようなそぶり。
引き続き行われた「おやつタイム」で、来園者からおやつをプレゼントされ、満足そうだった。