野に可愛い実がついた花がある。
名前はワルナスビ。
外来生物法により要注意外来生物に指定されている。
それにしても、名前から「ワル(悪)」とはすごい。
この「ワル」を褒めることは至難の業である。
ネットで、この「ワル」を検索してみても、評価する表記は見当たらない。
というのも、この花の名付け親の牧野富太郎氏が「花や実も観るに足りない。始末の悪い草、何の役にもたたない害草」といった趣旨の表現で「『悪るナスビ』とはうってつけの佳名」とまでしている様である。
この花を評価したら非国民扱いされそうな勢いである。