野の花に苦手はいろいろあるが、スミレは逃げ出したくなる。
何しろ変異が多いうえに、ちょっとしたことで別な名前がついていたりする。
古くから愛され、よく愛でられているから、名前が多いともいえる。
「おい人間」と呼ばれるより「○○さん」「××君」と呼ばれた方が嬉しい。
でも、名前を覚える方からすれば「おい人間」で済ませたくなることもままある。
そんなスミレに今日も出会ってしまった。
花冷えの曇り空。ブログのネタもないので、逃げ出したいのを我慢してカメラを向ける。
「うーん、ツボスミレかな」とひとりごち。
それにしても小さい。なかなかカメラに収まってくれない。
名前といい、写真撮影といい、逃げ出したくなるのがスミレである。