「福は内!福は内!鬼はご随意(ずいい)!?」というユニークな掛け声で知られる埼玉県白岡町の興善寺で29日、一足早い「豆まき」が行なわれた。
興善寺の「新春を祝う豆まきまつり」は、開山500年(室町時代中ごろの文亀元年・1501年季雲永岳大和尚の開山と伝えられる)に当たる平成13年に山門を築造したのに伴い、山門を利用して地域の人に楽しんでもらおうと開始した。
ただ、鎌倉時代ごろ当地を治めていた権力者は「鬼窪氏(おにくぼし)」。その末裔である鬼久保家では豆をまくときに代々、「鬼はご随意に」というユニークな掛け声であったことから、興善寺の「豆まきまつり」も「福は内!福は内!鬼はご随意(ずいい)!?」となった。
「豆まきまつり」は、皆に楽しんでもらおうということで、節分を前にした日曜日に開催され、豆まきだけにとどまらずジャズダンスやハワイアン等の舞台イベントも行なわれる。
29日の豆まきは最初に、小島町長をはじめ、来賓や町内関係者が山門の上から勢いよく
その後、舞台発表をはさみながら5回の豆まきが行なわれた。
人気の豆まきは興善寺幼稚園の園児による豆まき。ただ、子どもたちには大人の事情は通じないので「鬼は外!」と元気良く鬼を退治。
会場では、抽選会や模擬店等もあって、近在の人は、ちょっと風が強かったが、冬の陽を浴びて、楽しい一日を過ごした。
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