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「ゴミ指定袋の早急な導入に反対」の意見書を可決 宮代町議会

2011年09月28日 18時12分39秒 | 宮代ニュース

久喜宮代衛生組合は、来年4月をメドに、実費負担方式による指定袋を導入する方向で検討を開始しているが、宮代町議会は28日、旧久喜宮代衛生組合で確立した住民の分別意識向上による現行のゴミ収集方式がベターであるとして、「ゴミ指定袋の早急な導入に反対する意見書案」を賛成7、反対6で可決した。

反対の意見も、10月3日に久喜宮代衛生組合の定例議会が開かれ一般質問が行なわれることや、10月17日には請願審査が行なわれるなど、これらの意見や論議を経た後に態度表明をすべきで、現時点での意見書採択は時期尚早との手続き上の問題を指摘する意見で、ゴミ指定袋の導入には違和感を持っているようだ。

久喜宮代衛生組合は、久喜市の合併に伴って、旧栗橋町、旧菖蒲町、旧鷲宮町などが加わり、様々なゴミ収集方式が混在している状況。

こうした中で、このほど開かれた久喜宮代衛生組合廃棄物減量等推進審議会は、久喜宮代衛生組合から諮問を受けた『家庭系廃棄物(可燃・不燃)の排出時における「ごみ袋」の指定について』、「管内で統一した可燃・不燃の2種類のごみ袋を指定することが望ましい」という検討結果をまとめ、答申した。

これは、これまで菖蒲清掃センター管内(久喜市菖蒲地区)及び八甫清掃センター管内(久喜市栗橋・鷲宮地区)では、実費負担方式による指定袋が導入されており、この方式に統一することが望ましいとしたもの。

しかし、久喜宮代清掃センター管内(旧久喜宮代衛生組合、久喜市久喜地区・宮代町)では透明袋による収集が行われており、住民と衛生組合双方が研究と協議を重ね、他に類を見ない久喜宮代衛生組合方式を確立、各地の衛生組合などから多くの見学者が訪れるなど、先進的なゴミ処理方式を確立していると自負している。

宮代町議会では、審議会の答申は得られたものの、どの方式が最善かさらに慎重な検討と住民の理解を得る一定の時間と調査が必要であるとして「ゴミ指定袋の早急な導入に反対する意見書案」が出された。

宮代町の場合、現行の分別ゴミの収集方式が定着しており、様々な面でベターな収集方式であるとの評価が高い。ゴミ指定袋の導入への関心は薄く、ほとんどの人は導入に向けた動きが始まっている事実さえ理解していない人が多い。

こうした実情と、審議会の答申に示されている「指定袋によるごみの減量等の導入効果」などに異論もあるところから慎重な検討を進めるべきとの意見となっているもの。

なお、旧久喜市でも、、「ゴミ指定袋=ごみ袋有料化」には反対との意見も多く見られるようになっており、署名活動も伝えられている。


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