世紀の天体ショーといわれた21日の金環日食。動物たちはどう反応するのだろうと、埼玉県宮代町の東武動物公園では、22日にオープンする東京スカイツリーの前祝を兼ねて午前6時34分(ムサシ)に特別開園し、動物たちの早朝展示を行なって、その反応具合を観察してもらった。
入園者たちは思い思いの場所に陣取って、先着100名にプレゼントされた遮光版などを使って、天体ショーと動物たちの両方を楽しんだ。
動物たちの反応は?
実は、早朝の動物たちの様子をほとんどの人が知らないため、目の前の動物たちの行動が金環日食によるものか、いつもの早朝の行動なのか分からなかったというのが正直なところ。
飼育係によると、ほとんどの動物は反応らしい反応はなく、わずかにペンギンのなかに夕方に見せるような行動を見せるものがあったとのこと。
宮代NOWの観察では、ウシガエルが水面に出てきて、さかんな鳴き声をあげていたのが印象的だった。
今日21日と明日22日は金環日食と東京スカイツリーのオープンというビッグイベントが続くが、その東京スカイツリーへの起点駅(東京スカイツリーラインは、浅草駅 - 東武動物公園駅間、押上駅 - 曳舟駅間)である東武動物公園駅。その駅名の基となっている東武動物公園では、両ビッグイベントにちなんで、金環日食の観察を634(東京スカイツリーの高さ)からはじめようと21日は、午前6時34分に開園するはからい。
天体ショーと早朝の動物園が楽しめるとあって、6時半前には天文・動物園ファンが列を作って開園を待つ。
先着100名には、動物公園から金環日食用遮光版をプレゼント。
それぞれの思いの場所に移動しながらでも、始まった日食を
みながら進む。
それぞれ好みの動物の前などに場所を占めると、じっくりと観察・・・。
日食が始まる頃には晴れていた空も雲が広がり、金環日食の頃には雲が覆い、肉眼でも金環日食を観察できるほど。
金環日食になると全員が見上げ、カメラを向けたり・・・。
天体ショーを楽しんだ。
天体ショーが一段落したら、早朝の動物たちを楽しんでもらおうと、各動物たちのミニガイド。カバと親しんだり
ゾウさんにブレックファストを与えたり
さらには、ホワイトタイガーの御食事拝見や
「朝からそんなに食べられないよ」というホワイトタイガーを見たり。
その間に、金環日食のその後をチェック
また、一番反応したと見られるペンギンをみたり
金環日食と早朝の動物たち。ダブルのイベントで楽しんだ。
訪れた親子は「朝のさわやかな空気の動物園を楽しめたし、金環日食も見ることが出来た。これから園内で朝食をとって、昼前まで存分に東武動物公園を楽しんで、暑くならないうちに引き上げようと思います」と語っていた。
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