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宮代町議会9月定例議会始まる

2013年08月29日 11時21分26秒 | 宮代ニュース
宮代町議会9月定例議会は27日、9月20日までの25日間の予定で始まった。27、28日の両日、決算を中心とした19議案が上程され、提案説明が行われた。

宮代町の平成24年度の一般会計歳入額は、前年度比3529万2千円増の93億5541万7千円、歳出額は同1796万4千円増の98億7667万5千円となり、歳入歳出歳出残額は3億7874万2千円。

町債は平成24年度の元金償還額が5億7181万円で、町債残高は前年度末比3億3047万4千円増加して84億5075万8千円となった。

宮代町の主要財政指標の推移は次の通り。

24年度 23年度22年度
実質公債比率7.9%9.7%11.4%
将来負担比率63.6%61.2%91.1%
財政力指数0.6260.6490.668
経常収支比率94.0%92.9%90.1%
実質収支比率4.3%4.7%6.2%
標準財政規模62億2952万7千円62億8191万円62億9397万5千円



[議会を傍聴して]

27、28日の両日は、提案理由の説明(決算内容の概要が中心)が行われ、実質的な審議は9月3、4、5日の一般質問及び、9、11、13、17日の決算特別委員会、19、20日の本会議で行われることになるので、その推移を見守りたい。

そうしたなかで、注目したのは「第4次総合計画の上半期分の取り組み状況について」。

宮代町は第4次総合計画をまとめ、その実行計画として、28項目を掲げている。その内容・達成状況については、HP上で公開されている

平成24年度は、第4次総合計画の実質的な初年度。各実行計画をお金の動き(決算)で見るのはどうだろう。資料を探した。

宮代町は、こうした情報の提供には実に親切で、決算解説書の中に、それぞれの事業ごとの24年度当初予算と24年度決算状況を示してくれている。それを見ると・・・。

●みやしろ定住促進作戦 予算61万円(決算14万円)
●公共施設再編第1期計画 142(86)
●市民、活動、地域資源の縁結び事業 641(630)
●市民による進修館の運営 0(0)
●市民の活動をつなぐインターネット放送局開局事業 137(126)
●上手に使おう集会所事業 1945(1778)
●地産地消食堂開店支援事業 20(11)
●便利バスが走る 1689(1439)
●宮代町の魅力推進事業(里山体験事業) 309(270)
●防災コミュニティ促進事業 434(281)
●子育てちょっと・ほっと・ひと息事業 5(1)
●障がい者の雇用創出事業 0(0)
●介護予防・健康づくり活動支援事業 122(65)
●地域敬老会支援事業 0(0)
●地域交流サロン支援事業 0(0)
●グリーンツーリズムゾーン(町の顔)魅力UP事業 0(0)
●宮代ファーマーズタウン推進事業 53(0)
●宮代型観光推進事業 406(353)
●宮代町農業の6次化推進事業 0(0)
●宮代町農業生産基盤整備推進事業 3543(3382)
●市民運営型の観光協会設立事業 120(120)
●明日の農業担い手支援事業 1037(821)
●東武動物公園駅西口周辺整備事業 26450(13542)
●東武動物公園駅東口周辺整備事業 264(262)
●道仏土地区画整理周辺整備事業 9億5589(6億4942)
●和戸駅・姫宮駅周辺整備事業 200(0)
●「市民大学みやしろ」設置事業 30(0)
●人権尊重平和事業 312(273)

東武動物公園駅東西口整備や道仏土地区画整理は従前からの事業であるので、とりあえず置いておくとして・・・。

これらを除くと、単年度で1000万円を超えたのは、集会所事業とバス事業、農業生産基盤整備。
いずれも従前からあった事業を焼き直し(時代の流れに沿って改善)というもので、予算も前年と同規模か若干減。

初年度にもかかわらず大きなお金が動いているのは、前述の焼き直し傾向のものか、事業の付け替え、業務委託(あるいは委託先からの持ち込み企画)といったものが目立つようだ。

予算がゼロあるいは小額な事業は新規に企画・検討からスタートするものが多いようで、決算の数字を見ると、産みの苦しみの様々な事情が見えてくるようだ。