宮代町のシンガーソングライターで「アジアの子どもたちに美味しいものをごちそうする会」（通称＝「ごち会」）代表の田代ともやさんは2月1日、テレビ埼玉の情報番組「ごごたま」に生出演し、「ごち会」が21年度の『彩の国国際貢献賞』に選ばれたことを明らかにすると共に、8月には、カンボジアのサンライズ孤児院の舞踏団「カンボジア・アンコール・パフォーマーズ」が来日することが決定し、公演を行う予定であると発表した。
（写真はテレビ埼玉「ごごたま」の画面）
埼玉県は、多文化共生や国際交流、国際協力の分野でその功績が顕著であった団体・個人
に「彩の国国際貢献賞」を贈り、県民の国際貢献活動を促進しているが、このほど、21年度の受賞団体として「ごち会」などが決定したというもの。宮代町近隣では昨年、白岡国際交流会 (白岡町）が受賞している。今年度の表彰式は3月13日、さいたま市で行われる予定。
ごち会は、2002年にアフガンの子どもたちが生活のため「けし」の栽培をしていることを知った宮代町在住の田代さんが、仲間たちと共に月1回チャリティライブを開催、集まった募金で、野菜や果物の苗木や種を贈って、アフガンの子どもたちがそれを自分たちの手で育て、幸せの種を実らせてもらう活動を行う「アフガンの子どもたちに美味しいものをごちそうする会」を立ち上げたのがスタート。
また、2005年からは、カンボジアで井戸掘り事業や小学校校舎建設事業の活動を行っている友人の活動を田代さんが個人的に支援し募金という形で参加していたが、2008年11月末、カンボジアを訪れて、農村地区では、きれいな水が確保されないことを知り、そんな子どもたちのために「井戸掘り事業」を行う「アジアの子どもたちに美味しいものをごちそうする会」を設立した。
現在ごち会は、アフガンの「井戸掘り事業」とカンボジアの「農業支援」を両輪として活動しているが、こうした動きが評価されて「彩の国国際貢献賞」の受賞となったものとみられる。
田代さんは番組の中で、2月28日には、田代さんが経営しごち会の拠点でもある「ライブスペース・オンエア」で午後3時から、1年間全国から寄せられた募金を集計するイベントとライブを開催する予定（入場無料、要予約）とも語った。
また、3月14日から5日間の予定で、カンボジア井戸掘り事業視察ツアーを行い、現地の子どもたちとの交流を深めるほか、全国から寄せられた不要の文房具を運び、現地の子どもたちに贈る予定ともしている。
更に、同氏は、昨年の「カンボジア井戸掘り事業視察ツアー」で親交を深めたカンボジアのサンライズ孤児院の舞踏団「カンボジア・アンコール・パフォーマーズ」が8月上旬に来日し、そのパフォーマンスを披露する企画が具体化することになったことも併せて明らかにした。公演予定などは未定だが、順次、ごち会のＨＰなどで明らかにされる予定。
なお、田代ともやさんは、このほど、アフガンやカンボジアを訪れた際に感じた熱い思いや地球へのメッセージを歌った、「アフガンの大地」「カンボジア」など全7曲を収録したアルバム「The World To Change」（1.800（税込）【販売元】ユニバーサルミュージック【規格番号】POCE-3053）をりリースした。
「ごち会」の詳細やニューアルバム「The World To Change ～ザ・ワールド・トゥ・チェンジ～」の詳細については、同会のＨＰをごらんください。
