みなさま、ごきげんはいかがでしょうか?
今日は・・・・月末です。
要領の悪い、商売のへタな私の心は、
いつも月末は・・・・宿題の残っている8月31日です。
計上モレはないか?
注文残はないか?
部品在庫の月末の棚卸しは?
経費の領収書の処理は?
この、パニックのなかでも、電話がジャンジャン鳴ります。
「Hさん、BF25Aの修理やねんけど・・・・・」
いつも大変お世話になっているB社のK社長からです。
「Hさん、注文したBF9.9Dは今日に・・・・・」
こちらも、大変お世話になっているM社のO兄さんからです。
ほかの電話もじゃんじゃんかかってきます。
私は、「ひみつのケンミンショー」までに家に帰れるのでしょうか?
ブログを見ている、みなさま・・・お願いです。
急ぎでないご用件は、メールでお願いします。(笑)
さてお題のパワートリム&チルトの修理です。
このパニックの中、部品が届きました・・・・・
いつもパワートリム&チルト(以下PTT )は、Oリングがいっぱいです。
上の写真の、手前の修理中の金属の・・・「ポンプASSY」は、もし部品で
買ったら、¥83,000-です。(今回はOHです)
各シャフト・・・
組み立てていきます。
詳細は・・・・ブログでは説明できません。スイマセン。
大変緻密な、細かな、細かな作業のくりかえしなので、文章では
伝え切れません。書きようがありません。
でも、こんな風に修理していきます。
船外機の修理の中でも、難易度ウルトラC?
私は、たぶん一番嫌いな部位です。
みなさま、PTTは高額です。大切にしましょう!
組立は続きます。
特殊工具が必要です。
オーナー様で、自分で分解したという人を見たことも聞いたことも
ありません。
業者さんでも、頼んでくる場合があります。
やはり難易度ウルトラDです。
みなさま、必ずメンテナンスを・・・・・・
作動油は、これを買って補給してください。
組立完了しました。
正常に動くか、各細かな内部パーツの位置、方向、向き
など、間違えはなかったのか・・・
緊張の一瞬です。
無事動きました。
よかった、良かった!
これ以上電蝕が進むとシャレにならないので、気休めかも知れませんが、
塗装をしておきます。
当然、マリーナやオーナーにお聞きするまでも無く、
強制的にブラケットのアノードは新品と交換です。
ハハハ・・・亜鉛は気持ちよく、交換しましょう!
もし、まだ貴方のPTTが現在、絶好調なら、
私達マリンの修理屋さんに、高額な修理を払わなくて済むように、
定期的に、2~3年おきにでも、点検を依頼しましょう。
しかし・・・・・すでに貴方のPTTが・・・・・・・・・・
貴方の家の財務大臣様が、お優しい方であることを
お祈り申し上げます。
ああっ、ブログを更新している場合ではない!
ケンミンショー、チャンチャカチャン♪