みなさまご機嫌はいかがでしょうか?
最近、めっきり秋らしくなって・・・
ああ・・・釣りに行きたい・・・今年は「ミニボートフェスティバルすさみ」が急に
なくなったので、余計に釣りにいきたい私です。
さて、よくお問い合わせのあるBF2Dのギヤオイルの
交換方法をご説明したいと思います。
ちょうど、修理でBF2Dが入ってきたので・・・
修理依頼の内容とは関係ないのですが、とりあえずギヤオイルをチェック・・・
(画像をクリックすると、拡大します)
ああっ・・・真っ黒です。ほっておけないので交換することに・・・
上と下の両方のギヤオイルのドレンボルトを開けて、オイルを抜きます。
個人ユーザーの方は、写真のチューブのギヤオイルを下から
入れてください。私たちはポンプを持っているので、
ギヤオイルポンプで入れます。
ドレンのパッキン(正式名ワッシャー、ナイロン)は
交換時は必ず交換してください。
(新旧並べてあるので、伸びているのが古いほうです)
1枚42円です。写真で写っている部品番号でホンダ船外機取扱店に
ギヤオイルと一緒に注文してください。(上下で2枚必要)
ギヤオイルは品番08739-B0600 200mlで¥525円です。
ギヤオイルの容量は50mlです。
パッキンは10枚ぐらい在庫してもいいかも?
一度締めると、パッキンは写真のように「ビローン」と伸びてしまうので
再使用不可です。(再使用して水が入ったら・・・・地獄です)
下から注入し、上から漏れてきたらSTOPです。
パッキンを取り替えておいた上のドレンボルトを手で締めます。
上が仮締め出来たら、空気穴がふさがることになるので、下のチューブと
ドレンボルトを入れ替える時、ドバッとでにくくなり、時間を稼ぐことができます。
チューブをはずして、すばやく指で一旦押さえます。
そしてパッキンを取り替えておいた下側のドレンボルトと
指をすばやく入れ替えます。
ドライバーで本締めしてOKです。
超強力に締めすぎると、パッキンがつぶれきってしまうので
ほどほどに・・・
トルクレンチをお持ちで、数値で管理される方、
このドレンボルトの締め付けトルクは3.5N・mです。
逆に私のように力のない方、モンキーレンチなどを利用して
軽く締めてください。
また、なかなか緩まないというとき、このように柄の四角形の
ドライバーとモンキーなど利用してください。
(くれぐれも締めすぎてワッシャー、ナイロンを駄目にしないように)
自信のない方は、ホンダ船外機取扱店に、他の点検と一緒に
お願いしましょう。
BF2D~BF20Dなど比較的低馬力の場合、どんどん自分で交換
されることをお勧めします。
また、船外機取扱店に作業を依頼して、一度作業を見せてもらうことが出来たら、
要領がわかって次回から不安なく自分で出来るとは思いますが、
お店によっては、また時期によっては忙しかったり、
漁師さんなんか夕方修理を受けて、翌朝に直っていなければ
怒られたりしますから、徹夜寝不足とかいろいろあります。
お願いするなら、事前に問い合わせをしたほうがいいかも???
私からホンダ船外機を買われるお客様でたまに、、
購入時の条件として、初回点検で店頭持ち込み時にそれらの
作業を教えることを条件とされる方がおられます。
新品の船外機を買っていただいたら・・・そりゃ断れませんね(笑)
中には新品なのにインペラー交換方法まで・・・
まあ、メンテ不良よりはずっとマシです。
購入者様には逆らえません。
「お客様は神様です!」
まだまだ釣りのシーズンは続きます。
さあ、いつ釣りに行こうか・・・