宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

暖房にご注意ください

2018年12月04日 07時41分20秒 | スキンケア
学会に出張して参りました

ビジネスホテルに一泊してきたのですが、ホテル全体に暖房がかかっていてあたたかいのです。
部屋の暖房を切ってもあたたかく、いやな予感がしました
おそらく、かなり湿度が低くなっていたのでしょう。
その夜遅くから、全身が無性にかゆくなり、足全体がカサカサしてきたのです
そうなんです
たかが一日だけと思われるでしょうが、実は、一日どころか、数時間でもかゆみの原因になるのです。
さらに。
しっとり!もちもち!オールインワンジェルを持って行かず、ホテルに備え付けのクリームを顔に塗ったところ、見事に翌日顔がブツブツザラザラになってしまいました
私としたことが・・・・・甘かったです

そうなんです。

私はよく暖房の悪影響についてお話ししてきましたが、たった一日のことでも肌が弱い人にはかゆみやかぶれなどを引き起こすということをお話ししたいのです。

昨日の診療で、明らかにお子様の患者さんが増加してきました。
毎年、真冬になると、当院はまるで小児科になってしまいます。
つまり、お子様の割合が急増するのです。

私が医者になったばかりの頃、冬といえば、高齢者が乾燥しがちで若者やお子様の患者さんはあまり多くは無かったと思います。
ところが・・・。
特にこの10年あまりで、状況は一変してしまいました
赤ちゃんから乳幼児、お子様から若者まで、本来は夏には皮膚病になっても冬なら問題がなかった世代の患者さんの受診率がすごく上がっているのです。

これは、ふたつの原因があります。

まず、生活の都会化に伴い、アスファルト道路や鉄筋コンクリートの建物が増え、環境の湿度が劇的に低下しています。
さらに。
冬の過ごし方が変化し、エアコンや床暖房、ファンヒーターといった部屋全体をぽかぽかに暖める暖房が主流になり、そんな室内で薄着で生活するスタイルが当たり前になってしまいました。
その結果。
赤ちゃんやお子様の全身の乾燥が、重症化しているのです

乾燥肌は、もはや見過ごせない大問題となっています。
乾燥肌から湿疹やかぶれをおこすと、やがてアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、喘息や花粉症などを引き起こすリスクが上昇することがわかってきたのです

私は、毎年、いくつかの忘年会に出席しますが。
その都度、首や肩周りに湿疹が出ます。
今年もこれから、またその時期が来ますね。
楽しみと不安が混ざっていますね

これは先日のブログでもお知らせしましたが。
クリニックを移転します。
その準備と引っ越し作業で、1月いっぱいと2月中旬まで休診いたします。
年内は、12月22日土曜日をお薬のみとしてここで終了といたします。

例年よりもかなり早くお休みに入りますので、お気をつけください。
12月は、いつもより多めに処方できるものもありますので、お申し付けください。
特に乾燥肌の予防の保湿クリームや、花粉症のお薬などが必要な方が多いと思います。
よろしくお願いいたします。
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