宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

アレルギー体質になる原因

2018年12月09日 08時41分03秒 | アレルギー
12月に入って、いきなり気づいたことがあります。
それは・・・。

イチョウが黄色く変わったことと連動するように、お子様の肌もいきなり変化していることです。

つまり。
いきなり、はっきり、乾燥肌にチェンジしているのです。

たかが乾燥肌か・・・そりゃ当たり前でしょ・・・と思わないでください

最近のアレルギーの研究の積み重ねで、衝撃的な結果が報告されているのです
それは。
皮膚の乾燥が続くと、アレルギー体質になりやすいということなんです

詳しくご説明すると。
赤ちゃんの頃から、乾燥肌を続けていると、口の周りによだれかぶれや離乳食のかぶれなどが起こってきます。
これが続くと、さまざまな物質や食品を身体が異物と認識し、抗体を作ってしまいます。
その後。
抗体は全身をまわり、身体のあちこちで反応をおこします。
じんましん、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症や鼻炎、喘息などです
こうなると、アレルギー体質ですから、長期にわたり抗アレルギー剤を内服する必要がありますね。

昨日の診療はとても混雑しましたが。
その中で、すごく目立っていたのが、赤ちゃんや幼児の湿疹です。
これは、肌が弱いから当たり前・・などとのんびりしている場合ではないのです

赤ちゃんの部屋をぽかぽかにエアコンであたためる・・・
ホットカーペットの上でお子様を遊ばせる・・・
床暖房の上でお子様がゴロゴロする・・・
お子様がファンヒーターの風を浴びる場所にいつもいる・・・
などなど、びっくりするような暖の取り方をしている生活をしている方はけっして珍しくないのです

大人よりも表面積も体積も小さい赤ちゃんやお子様は、大人よりも早く乾ききってしまいます
ハウスダスト、ダニの死骸、カビ、さまざまな花粉、粉になった食品(おせんべいやクッキー等などは細かい小麦成分や米成分の粉末になっています)・・・・こういった物質が、目に見えない塵となって空中を舞っています。
このさまざまな物質が、潤いを失った皮膚の角質層から体内に侵入し、これを異物と認識して、アレルギー反応をおこすのです。

昨日、私は患者さん方に
「お子様に一生お薬を飲ませ続けるおつもりですか??」
とおききしてしまいました
というのは、皆さまが、あまりにも乾燥肌に無頓着すぎるからなんです

保湿クリームを塗っていればよい・・というわけではないのです。
暖房の使い方をもういちど見直していただきたいのです。

このブログをかいているこの部屋は、16度です。
私は今、5枚の重ね着をして、ネックウォーマーとレッグウォーマーをつけて首と足首を温めて、ホットミルクティを飲んでいます。
身体の内側からほかほかと温まり始め、とても気分の良い日曜日です





これは先日のブログでもお知らせしましたが。
クリニックを移転します。
その準備と引っ越し作業で、1月いっぱいと2月中旬まで休診いたします。

(この準備と作業が思った以上に大変で・・・
年内は、12月22日土曜日をお薬のみとしてここで終了といたします。
例年よりもかなり早くお休みに入りますので、お気をつけください。
12月は、いつもより多めに処方できるものもありますので、お申し付けください。
特に乾燥肌の予防の保湿クリームや、花粉症のお薬などが必要な方が多いと思います。
よろしくお願いいたします。
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