宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

CMの見方

2013年08月19日 15時54分01秒 | インポート
今日から、夏後半の診療再開です。

一週間お休みをいただいており、その間受診できずにお困りだった方もいたようです。
やはり、暑すぎる夏は、さまざまな皮膚病が悪化するようです
お待たせいたしまして申し訳ございません。

さて。
今日は、ちょっと変わった切り口でのお話です。

それは。
CMの見方・・・というテーマ。
つまり、コマーシャルです。

私は、テレビコマーシャルをちょっと面白い視点で見ています。
それは。
作り手の視点で見てみよう・・・ということです。
CMには膨大なお金がかかります。
当然、それを回収するつもりで作っているわけです。
ですから、見る人の興味のわくように作る工夫がされているはずです。
そうでないと、お金が無駄になってしまうわけで。

たとえば虫さされの塗り薬のCM。
夏は虫さされの季節ですが、CMに使われるのは多くは子供がモデルです。
これはなぜでしょうか。
それは。
蚊などに刺されて腫れたり水ぶくれを作るのは、主に小さなお子様だからです。
赤ちゃんや小さな子供は、虫さされの経験がまだ少ないので免疫がついておらず、多くは腫れたり水疱になったりかきむしったりします。
赤ちゃんは長時間外にいないので、外で長時間遊ぶ年齢のお子様が一番刺されてトラブルになります。
なので、お子様をモデルにすると、お母様はそのCMに注目するわけですね

「なっつ~うは、コカンがかっゆくなる~~う
というメロディが流れると、思わず画面をみてしまうあのCM。
あれも、スーツを着たサラリーマン風の男性の集団がそろって踊る面白いCMですが。
スーツは暑い夏にむれますし、なるほどね~・・・と感心します。
あるある・・と共感して、買い物をしたくなるのでしょうね。

ミズムシのCMは、最近は若者や、時には若い女性のモデルがでています。
昔はミズムシと言えばおじさんの病気というイメージがあったのでしょうが、最近は違います。
女性も長時間靴を履いて働くことが当たりまえになった昨今、若い女性のミズムシは増加しており、まさにそこをねらったCMであると感心しますね。

暑い夏には、
「おもだる~~」
というビタミン剤のCMがよく流れ、これも夏ばてをよく表している名文句だと思います。
今年は特に、おもだる~~と感じている方が多いと思います。

ね・・・・面白いでしょ
皆さまも、CMを作る側の視点で見てみると、けっこう楽しいと思いますよ。
逆に
「こんなCMじゃぁ、だれも興味わかないよ~」
とつっこむのも、面白いですよ

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