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宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

スギ花粉症がはじまっています

2025年01月16日 07時54分45秒 | 花粉症
連休も終わり、そろそろ日常を感じているこの頃です
つらい、つまんない、だるい・・・と感じがちですが、考え方に工夫して毎日を過ごしていくのをおすすめします
それは、毎日、その日に小さな楽しみを意識してみることです。
たとえば、いつもよりトーストがこんがりふっくら焼けた、ラッキー
探していたマフラーが見つかった、ラッキー
お空の雲に面白い形をみつけた、ラッキー
電車で運よく座れた、ラッキー
こんな、どおってことのないことを見逃さず意識して、少しだけ楽しんでみる。
毎日ってこんなことです。でも、実は幸せの一部なんですよね。
ちょっとくすっとする出来事は、大事だと考えています

さて。
今度は、あまり幸せではないお話。
スギ花粉の飛散が少しずつ増えてきました。
飲み薬や目薬、点鼻薬の処方の希望が多くなっています。
風邪も流行っているのに、ここに花粉が加わると、体調はダメージ大きいですね
皮膚科的には、全身がかゆくなりますし、特に顔が赤くはれたり、頭皮のかゆみとふけが多くなります。
もちろん治療薬をお出しします。
でも、大切なのは、その原因がスギ花粉の量の増加だけではないということ。
悪化の原因は、実は、顔や頭皮、全身の乾燥にあるのです。

皮膚の乾燥というと、ついこってりしたクリームやオイルをぬりがちです。
でも本当に原因となっているのは、皮膚の表面の角質層の水分の低下なんです。
つまり、水が足りないのです

花粉の皮膚炎の予防には
①洗濯物を屋外に干さない
②帰宅後は速やかにシャワーまたは入浴して、着替える。屋外の服のまま家にいないこと。
③暖房を控えること。部屋をぬくぬくにすると、肌は乾くのです。家で重ね着をすること。
④お肌の保湿ケア。(肌に水分をすぐに補給し、潤いを持続するしっとり!もちもち!オールインワンジェルの効果は絶大です。患者さん自身が気づかれていますよ。)

お肌が潤っていると、花粉トラブルはかなり予防できます。
お薬も必要ですが、お薬を必要としない丈夫な素肌をつくる工夫も重要ですね

つるつるしっとりのかゆくないお肌は、まさに幸せ感いっぱい。
幸せ見つけるために、丈夫な肌を守りましょうね






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