宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

足のむれる理由(その2)

2011年06月28日 18時31分34秒 | 診断と治療
今年は、例年よりもかなり梅雨の時期が長いです

そのため、足のトラブルが例年よりもやや多いような印象です
なぜなら。
雨の日が多いと、長靴を履いたり、靴下に靴といった状態が多くなります。
濡れるのでサンダルはあまり履きません。
そのため。
足がむれやすいと考えられます。

この時期は、気温も湿度も高く、靴の中の湿度はMAXになっています
つまり。
一年で一番むれやすいのです。

長靴でむれたり。
靴が濡れて靴下までしみ出したり。
結局、足がむれています。

大人では、外反母趾の女性などは、指がくっついている傾向があり、指の間の通気性が悪くなっています。
男性は、ナイロンの靴下に皮靴・・というのは、最もむれやすいと言えましょう。

指の間がむれると、汗でふやけて、様々なトラブルがおきます。
それは。
指の間がふやける。
かわがむける。
アセモのようにかゆくなる。
ばい菌が入って、化膿し、痛くなったり腫れたりする。
ミズムシになる。
などなど・・・・・です。

自己判断で、勝手にミズムシの薬を塗り続けて、かぶれてしまったという場合も多いです。

なかなか、トラブルの多い足のむれ。

石けんで清潔に洗い、自宅では裸足でいましょう。
外出時は、なるべく綿の靴下をはき、靴はきつくないもの、通気性の良いものにしましょう。

それでも治らない場合は、治療が必要です。
ご相談下さい
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