今年のスギ花粉症（その２）

昨日あたりから、厳しい寒さがやわらいできたように感じます。
そのせいかもしれませんが、スギ花粉の飛散が始まりました。

まだ飛散量は少ないので、敏感な患者さんだけ症状が出ているようです。
ひどい症状が出てしまってからでは、予防治療はできません。

私は1月中旬ころから予防の初期治療をおすすめしてまいりました。
まだ始めていない方は、早くスタートした方が良いと思います。

今年は昨年に比べ、花粉量は少なめと予想されています。
とはいえ、平年平均量ほどは飛ぶと予想されていますので、やはり症状はでてしまうと思います。

花粉の飛散量が少なめのときは、症状も軽いのでしょうか。
いえ。
そうではありません。
発症した場合、症状はほぼ同じくらいの程度です。

ただし。
飛散量が少ない年は、早めに終わることが期待できます。
注意が必要なのは、バレンタインデーあたりから3月いっぱいですね。

2005年の大量飛散の年は、5月中旬までスギ花粉が飛び、なかなか終わらなかったので、みなさま大変でした。
それに比べれば、今年はもう少し早く終わるのではないかと期待しています。

いずれにせよ、毎年ほぼ同じ時期に発症すると思われますので、予防治療をしっかりはじめて、なるべく快適に春を過ごしたいですね。