宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

足の裏のかたいできもの

2011年01月24日 18時40分52秒 | 診断と治療
空気が乾いた日が続きます。

そろそろ、ひと雨欲しいですね。

さて。

今日は足の裏のトラブルについて

足の裏に、かたいできものができたと言って来院される方は、少なくありません。

お子様の場合はそのほとんどがイボです。
これは、ウィルス感染によるイボです。
ウィルスなので、増殖して大きくなりますし、他の部位にもうつります。
ほおっておくと、他人にもうつすので、困ったものです。
当然治療しなくてはいけません。
よく、ウオノメと思いこんで、市販のウオノメ取りの薬をつけている方もいますが、これではほとんど取れません。
やはり、イボを取る特別な治療が必要です。
液体窒素またはぬる薬で治療をします。

大人や高齢者の場合は、多くはタコやウオノメです。
大人は、足の裏が硬く角化している場合が多いので、その結果かたくなり、その後、タコやウオノメができます。
膝や腰を悪くしている方は、歩き方に片寄りが出て、変な体重のかけ方をしてしまうので、タコができやすいですね。
また、運動をしている方も、足の一部に力がかかりすぎて、かたくなっていることがあります。
ヒールや先の細い靴を履き続けていると、タコやウオノメができやすいです。

ところで、私は今日、靴屋さんに行きました
私も、時々足裏にウオノメができるので、靴があっていないのかな・・・と思って相談に行きました。
そこで、ビックリの事実を知りました
それは。
足のサイズです。

はじめて正確に足のサイズを測ってもらったのです。
実は、私は、ゆったりとした大きな靴が好きで、いつも大きめを買います。
いつもは、24センチです。
ちょっとゆるいのですが、楽な感じがして、いつも24センチを購入していました。
今日、測ってもらったら・・・・。
なんと、23センチでもいいというのです。
23.5センチでも大きすぎるとも言われました。

ゆるい靴を履いていると、靴の中で足が動き、その結果、靴と皮膚がこすれてタコやウオノメができやすいとの事です
足にジャストサイズの靴でないと、かえってトラブルのもとなんですね。

勉強になりました
皆さまも、靴のサイズにはお気をつけください

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする