宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

最近多い皮膚病(その12)

2010年07月23日 18時01分08秒 | 診断と治療
まさに酷暑ですね

都会の夏は、残酷な感じがします。

アスファルト舗装が完備された結果なのですが、地面からの反射熱が半端なく厳しいです
ベビーカーに乗っている赤ちゃんや背の低い幼児は、50度近い所にいるらしいです。
だれにでも、熱中症の危険はあるということですね。

靴を伝って、地面の熱が伝わってきます。
足の裏が熱くなる感じがしますね。

その結果・・・・。

足のミズムシの患者さんが急増しています。

最近、若い女の子のファッションで、ミニスカートにブーツという組み合わせをみます。
こういう流行のせいもあり、若い女子にもミズムシは珍しくなくなりました。

注意が必要なのは、サンダルでもミズムシにはなるということです

サンダルだと、風通しが良いと感じますが・・・。

今年の暑さは、特に厳しいため、足の温度が上がっており、サンダルでも足の汗が増加しています。
特に、先が細くなったサンダルだと、ゆびの間はぴったりとくっついており、汗でむれているのです。

ミズムシはカビの一種なので、汗で湿ってむれているところには、繁殖しやすい性質があります。

なるべく、足のゆびが開くような少しゆるめの靴やサンダルがお奨めです
帰宅後は、すぐに足を石鹸で洗いましょう。
ゆびの間をていねいに洗うことがポイントです。
そして、タオルでふくとき、ゆびの間に水分が残らないようにていねいにふくようにしてくださいね。

ミズムシと診断がつくと、悲鳴をあげる方がいらっしゃいますが、ご心配ありませんよ
ちゃんと、良く効く薬がいくつもありますから。

じゅくじゅくタイプや、かさかさタイプなど、症状に応じて選ぶ薬も異なります。

ご心配せずに、まずは、受診ください

~~~~お知らせ~~~~

あすの土曜日は、都合により、おくすり処方のみとさせて頂きます。
通常の診察はできませんので、申し訳ございませんがご了承ください。




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