ヤミノツカミDIARY

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真の想いは己の内に

2008年10月02日 | スポーツ
 今読み返すと、『シークレットゲーム』の感想、我ながらベタ褒め過ぎ(笑)
 客観的に点数を付けるなら、10点満点中7点くらいかもしれません。しかし、個
人的評価は良作入りしていたりします。どうも私の傾向として、ストーリーやゲー
ム性、登場人物の魅力以外に、世界観という項目が採点対象として大きなウエイト
を占めているみたいです。
 やっぱ雰囲気の良い世界って、それだけでワクワクしてくるものねぇ。

 さて、そんな雰囲気にほだされたのか。なんだか微妙に感動してしまった(いや
別に泣くほどではないけど)、清原の引退試合です。
 今日の試合をもって、日本プロ野球の歴史を築いた清原和博が引退するという事
実は、なんだか「ああ、時代がひとつ終わったかな」という気がするのでした。
 その高圧的な態度と度重なる怪我のせいで、近年はなんだか悪者扱いされていま
すが、その実は2000本安打、500本塁打、1500打点を達成している比類無き天才バ
ッターなんだよね。
 さらにおまけを加えると、通算三振数、通算死球数、通算サヨナラ安打数、オー
ルスターMVP獲得数などで日本一。良いも悪いも、とにかく派手な記録だったこと
が、清原という人物を物語っているかと。
 人物像は褒められたものではないのかもしれませんが、日本プロ野球界としては
間違いなく宝だったに違いありません。
 その彼が引退なんだから……。それほど新聞などで取り上げられているわけでな
い引退式ですが、桑田と共に、確実にひとつの時代は終わりを迎えたと言えるでし
ょう。
 いや、本当にお疲れ様でした。タイトルをほとんど獲れなかったことから「無冠
の帝王」と呼ばれたりしますが、確実に、記憶には残る選手でした。

 ……ところで。上述で「清原は性格が悪い」と思われるのは語弊があります。
 「粗野で野蛮」な性格は確かだけど(笑)、決して性格が悪いわけじゃないと思い
ますよ。不振が続いた巨人時代、私の知人が練習中の球場で清原にサインを貰った
ことがあるそうですが、とても丁寧に応じてくれたそうです。
 豪快な性格は時に粗野に映り、人物像を歪めてしまいます。それが今の彼に対す
る見方を変えてしまったモノだとしたら、残念ですね。

 ……って、これも持ち上げ過ぎなのかもしれんが(^^;

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