欲張り

平日なのに、昨日はあまりに興奮して、恋人に電話してしまった。

昨日は、「ふーん、奥さんがいることは知ってたよ。」とクールだった恋人だが、今日まで続く私の興奮っぷりを見て、さすがに気になってきたみたい。

私なんて、仕事関係ですごく時間がなくて切羽詰まっているのに、この元夫婦のことが気になって気になって仕方なくて、ＨＰの日記で離婚のくだりを探しちゃったり。

恋人もつられて探している様子。

見つけて、ちょっと読んで、泣いちゃった。

こんなの他人の勝手な推測に過ぎないけど、なんだか悲しくなってしまった。ステキな出会いだったはずなのに、こうやって別れてしまうなんて。

たぶん、私がこんなにも興奮しているのは、他人事ではないからで。

自分の夢を追うために別れるというケースを、今も心では納得できないけど、頭では理解できるようになってきた。

たぶん、私自身の進路がはっきりしてきたからだと思う。

でも、私はそんな選択をしたくない。

最近『不機嫌なジーン』というドラマがあった。研究者の女性を扱った珍しいドラマとして、仲間内で注目していたのだけど、結末に唖然とした。

恋人を捨てて研究を取るなんて。

ホントに望めば、どちらも手に入れることができるはずなのに。

だったら、泣くなよって。

かなり、仲間内で問題になりました。時代錯誤もいいところだ。

でも、私はこんな風に思っているけど、恋人はどうなんだろうか。

彼女の元夫みたいに、どっかに飛んでっちゃって、私の元に戻らないなんてこと、考えているんだろうか。

迷っているんじゃないだろうか。そんな不安を抱えているんじゃないだろうか。

電話でゲラゲラ笑いながら、ふとそんなことを考えた。

気持ちは分かる。

でも、最後にはちゃんと、欲しいもの全て手に入れて欲しい。

その中には、私も含まれていますように。