ダンシング・オールナイト

甘い時　はずむ心
一夜のきらめきに揺れる
キャンドルが潤む瞳のなかで
無邪気に踊ってみせる

＊　ダンスィングオールナイト　言葉にすれば
　　 ダンスィングオールナイト　嘘に染まる
�　　ダンスィングオールナイト　このままずっと
　　� ダンスィングオールナイト　瞳をとじて

 

独り言吐息ひとつ
それだけでくずれてしまう
あぶなげな恋と知らず
ぬくもりを手さぐりしてた

＊　リフレイン

この店で最後の夜を
どちらからともなくそう決めて
想い出をなぞるように踊る
はじめてあった夜のように

＊　リフレイン　X 2

 

もんた＆ブラザーズ　ダンシング・オールナイト

説明

youtube#video

 

もんた＆ブラザース　　　　ダンシング・オールナイト

ごぞんじ30年ほど前に一世を風靡した名曲
和製ロックンロールのように見えてきちんと演歌の要素をわきまえたストーリ展開
ごたくはこのくらいにして早く本題に・・・・

就職して3年目か4年目にしてはじまったカラオケスナックのはしりの頃、流行したこの曲
いきつけだった「銀裟壇」が(壇の字がなんか違うような気もするけれど)生意気にレーザディスクのカラオケを導入
なれないカラオケのマイクを握るのだけれど客がいないのをいいことにすぐ宴会のノリでリクエストを無視して
ど演歌や軍歌に暴走する先輩諸氏

そこで最年少の　えいちあーる亭　亭主　ちっちっち　とか言いつつこの曲をリクエスト
イントロが始まったとき店の中央で凍りついたような顔で(ステージなんかなくてね)マイクを握っていた先輩ゴメンナサイ
ハイっとか言ってマイクをもらって少し巻き舌ぎみに歌うオンステージ　いゃー受けました

定期演奏会のフィナーレにも匹敵する。ソロのミュージシャンて奴はこんなに気持ちいいことしてるのか、とも思ってみたり
歌えるってことは武器になるんだなぁと　心の奥底で確認したわたくし・・・・・

でも、この店では何でも歌えると言うことで行く度に客層に応じたリクエストを振られて
〇〇さん歌えるでしょ?と「上海帰りのリル」とか「影を慕いて」とか、とくに古賀メロディには思い入れのあるわたくし
ええ、ええ全身全霊をこめて歌いますとも・・・　と一枚上手のママさんに振り回されて

あの店でカラオケが定着した功労者はわたくしじゃないかしらんと　今でも思う　えいちあーる亭　亭主

でも、その店も、彼に関わったお客さんは不幸になる。
言い換えればお客さんのしあわせを吸い取って生きているんじゃないかと噂された、ある先輩の呪いのせいか
離婚、その後店を閉めた後には、音信不通となってしまいました　　　　―　独身華やかなりし日々へ捧ぐ　－

息詰まるような最近の相場を生き抜いてきた　えいちあーる亭　亭主にもひと時の安らぎを
今朝見た夢は　家内ではない誰かを抱きしめて　これが終わったら　とつぶやいて目が覚めたわけで
♪　誰のせいでもありゃしない　みんな　おいらが悪いのさ