えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

郵政法案可決

2005-10-11 20:49:30 | 航海日誌
郵政民営化法案の衆院採決を前にして
自力で当選した郵政改革反対議員のいずれもが賛成票を投ずる。
と、公式に表明したのが昨日、今日、法案は粛々と可決された。

圧倒的な与党議員の数の前に反対票を投じても蟷螂の斧に過ぎないことはあきらかだが、
事態がここにいたって、いまさら賛成にまわることの意味は復帰を目論んだ動きとしか判断できない。

こうした時、いつも思うことは自分ならどうするか。
反対票を投じたことが信念に基づいた政治理念による行動なのか、
あるいは単に時局を読み違えたそそうなのか。後者なら論外ではあるが
己の理念に従った結果であればここは反対を貫いて次に賭ける。
個人的にはそんなシナリオを描きたいが政治とはそう簡単に一筋縄では行かないようだ。

政権政党の議員であることが反対議員の最終目的であるように感じる。
与党議員でなければ地元の意見を反映することが出来ない。といったコメントもあったように思う。

政党党員でなければ国会で発言する機会も少なく、まして政策に関わることもできない。
彼らの述べる問題点は翻ってみれば現在の国政の抱える問題の根本に関わること。
そうした大政党の議員であることを利用して地元への利益誘導を生業にする政治屋たちの排除。
政権政党にあらざれば政策立案もおぼつかないという議員の存在意義に関わるシステムの改革。
公認もなく自力で当選できる支持者を抱え、しかもマスコミの注目を引き付けている今。
その気になればこうした政治構造改革の旗を振ることも出来たかもしれない。

まあ、現実的には御伽噺に過ぎないことは分かってはいる。
ただ、反対議員を当選に押し上げた支持者が本当に郵政改革反対であったり、
筋を通す姿勢に対する評価、賛同の想いで一票を投じたことを忘れないで欲しい。
そうした人々がいるということを見失わなければ己の立ち位置を誤ることはない。

郵政法案可決も民意、反対議員を当選させたのもまた民意。裏切ることのないように・・・
コメント (2)
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坂崎幸之助商店