キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

いよいよカルメンの舞台へ

2015年11月06日 | スペイン「カルメン」紀行とパリ2015
  ◇10月22日(木) コルドバ
  9時00分 朝食後、グラナダを出発、コルドバに向います。
   12時00分 コルドバに到着
 
 「カルメン」の舞台は、アンダルシアのコルドバとセビーリャ。
 イスラム時代の面影が今も色濃く残る、エキゾチックな街です。

 バスの中で松本先生が「カルメン」の物語について、わかりやすく解説して下さいました。
 要所要所に、カラヤン指揮のオペラ「カルメン」から、「セギディーリャ」や「ハバネラ」など4曲の歌をかけて下さいましたので、いよいよカルメンの舞台に来たのねとワクワクしながら、楽しく拝聴していました。
   
 「カルメン」は、フランスの作家メリメが、スペイン南部アンダルシアを旅して書いた小説(1845年)です。スペインの美女カルメンと伍長ホセの恋と悲劇の物語。小説を脚色したオペラ(ビゼー作曲、1875年初演)は、異国情緒あふれるメロディ、愛と宿命のドラマで世界的な人気を博しています。
                          
 小説「カルメン」あらすじ
 主人公は、フランスの考古学者。主人公はスペインを旅している時、若き盗賊ホセに出逢う。2度目にあった時、ホセは、獄中にあり、死刑を前にしていた。ホセは、罪の懺悔を、主人公に語り始める。それは、美女カルメンとの激しい恋と死の物語だった。

 ホセは、セビリアのタバコ工場で、美しい娘カルメンと出逢い、恋に落ちる。純情なホセは、情熱的なカルメンに翻弄され、虜になるあまり、仕事をやめ、盗賊となり、最後は嫉妬に狂い、闘牛場でカルメンを刺してしまう。ホセは泣きながら、カルメンを十字架と共に山中に埋めた。愛するカルメンを埋葬した場所を、ホセは誰にも語ろうとしなかった。
                  松本先生「ヨーロッパ物語紀行」から解説

 
主人公がカルメンと出会ったグアダルキビル河   ローマ橋の向こうに「メスキータ」が見える
 
カラオラの塔、イスラム時代は要塞で、今は博物館  ローマ橋にある天使サン・ラファエル像

  グアダルキビル河対岸の「メスキータ」   ローマ橋から「プエンテ門」を通って旧市街へ