災害支援ボランティア 宮北会(みやきたかい)

東日本大震災後、岩手県宮古市・山田町で被災者との「顔の見える」交流活動を続けています

第13次活動報告

2012-09-18 09:17:53 | 報告

今回の活動、昨夜、帰着し無事終了いたしました。

ご支援・ご協力有り難うございました。

第13次活動は、9月14日の19時にさいたま市を出発し、昨日(17日)の昼過ぎまで、宮古・山田に滞在しました。

今回の参加者は、3名(江藤/近田/嶋田)。

今回、宮古(「みやこ秋まつり」:15~16日)、山田(「岩手・三陸 山田祭」:15~17日)で、復興祈願のお祭りがあり、見て回りました。
地元の方々は、複雑な想いがあったと思いますが、予想以上の賑わいで、この日ばかりは祭を楽しんでいたようで、これが復興のチカラになればと思いました。
山田八幡宮の御神輿が、還御した際に八幡宮の急な階段を、神輿をかつぎ上げる光景は勇壮圧巻、感動でした。涙ぐんでいる方も目にしました。写真は、急な階段を昇る御神輿。


山田湾に神輿をかつぎ出す事で有名な大杉神社は、津波で御神輿が流され、今回は見る事が出来ませんでした。



今回、私の高校の同級生が、地元(群馬県明和町)での仲間の方々と一緒に、地元名産の梨を宮古・山田に届けて欲しいとの想いを、いつも交流している方々に届けました。
また、私の友人から託されたフウセンカズラのタネを使った「苦難去る人形」は、障がい者施設において大人気で、完売状態。
また、現地にと託された少量ですが本、衣類等もお届けしました。

ご協力有り難うございました。

顔が見える交流、いつもの方々とお会いしました。(以下、訪問順)
【9月15日】
・若手漁師の白野さん→朝5時に作業所でお会いして、船で朝の山田湾に乗り出し、牡蠣養殖筏を見学して、素晴らしい光景の早朝の山田湾を堪能しました。翌日、お祭りでは、息子さんと一緒のところをお祭り広場でお会いしました。


 

・サトエさん→お届けした梨を一緒にいただきました。「早く仮設を出たい」の一言、大変重く聞きました。また、亡くなったご主人のお話しを、今回、初めて聞かせていただきました。

・ケアホーム希望→全員でお出迎え・お見送り、感激です。お届けした梨や「苦難去る人形」と一緒に写真を撮ったり、手品を楽しんだり。宿に帰ったら、冷えたビールが届けられていました。有り難うございました。

・ミヤさん→8回目の訪問。「・・・でござぁんす。」とのミヤさんの語り調が耳に心地良いです。腰痛の持病で辛そうでした。

・フローリストばばさん→誕生日のお花を届けていただいている花屋さん。お届け先の情報交換を行いました。

【9月16日】
・崎山仮設住宅の皆さん→個性派集団の子ども達は、近田さんのタブレットPCやポラロイドカメラに夢中。お年寄りの方々には、江藤代表が解説付き手品。近田さんは、急遽、翌日、崎山仮設住宅を再訪問する事になりました。

・宮古市議 橋本さん→ヨットハーバーでお会いしました。前回の8月 、花火の際に、ヨットハーバーの対岸の月山から登るムーンライズに感動した近田さんから、橋本さんに、新規イベントの概要説明を行いました。

 

橋本さんが運営されている、「みやこ さいがいFM」のトーク番組に、飛び入り生出演しました。

 

宮古は、お祭りの最終日、山田と重なり両方は見られないので、宮古は、市内で船の形をした山車を見たりして祭りの雰囲気を味わいました。

快晴の浄土ヶ浜、レストハウスの修理も終わり、大勢の観光客で賑わっていました。

【9月17日】
・やまだ共生会→佐藤理事長と面談し、お届けした梨を9/18の「お茶っこの会」で仮設住宅におひとりでお住いの高齢者の方々に振る舞っていただけるとのことです。また、支援の問題点等の意見交換を行いました。
・東海林さん→ご夫妻とお会いし、山田のお祭り、特に大杉神社の神輿の復活が話題となりました。世話をされている老人クラブのこれからの活動についてもお聞きしました。
・崎山仮設住宅(近田さん単独)→子供たちに、大モテだったようで、しっかりココロを掴んだようです。

震災から1年半、13回の現地で活動を通じて、刻々の変化を垣間見てきて、今回はお祭りを楽しんでいたように見えましたが、震災で家並みのない街中を神輿や山車が練り歩く様子は、何か異様で影を落としていました。

嶋田憲一