“異常に”疲れを知らなかった室町時代の日本人(キリスト教宣教師の布教報告通信文による)
人食い人種がニューギニアにいました。この地方で奇怪な病気が発生していました。
その後、英国で狂牛病が出現。何とニューギニアの奇怪な病気と酷似。
牛に、牛の骨や内臓を飼料として与え、共食いをさせていたのが原因です。
肉食動物は、同種や近種間では、殺しはしても食べることは極めてまれです。食べたら毒だということを本能的に知っているからでしょう。
さて、ライオンは、草食動物を殺して食べます。かなり離れた種ですが、同じ哺乳類ですから、かなり毒になります。よって、ライオンは大きな獲物を食べた後は、腹ペコになるまで約1週間、何も食べません。この間、断食をしているのです。
“体から毒を放出するには断食しかない”ことを本能的に知っているのでしょう。
古代ローマ帝国が繁栄を極めていた頃、ご馳走を腹いっぱい楽しんだ後で、風呂に入り、全部吐き戻していました。“美味なるご馳走が体に毒である”ことを経験的に知っていたからかもしれません。そして、腹ペコになった翌朝、軽い食事を摂ったようです。
そのなごりが、英語の“breakfast”(朝食)です。“fasting”(断食)を“break”(破る)という意味で、古代の英国人も何らかの形で断食をしていたのでしょう。
次に、イスラム世界では、宗教行事として定期的に断食を一斉に行います。
乾燥地帯で誕生した宗教ですから、毒消しになる野菜は少なく、また、豚肉(牛は人に比較的近い種であるのに対し、豚は少し遠い種になり、毒性もそれだけ少ない)は禁忌ですから、必須の健康行事です。
なお、北朝鮮の脱北者が韓国に招き入れられ、牛肉のステーキでもてなされても、決して箸を付けなかったことは有名な話です。その臭いから、本能的に毒だと判断したのでしょうね。“韓国は北朝鮮より怖い国だ。よそ者は毒殺される!”と、思ったことでしょう。
さて、日本では、殺生するなという仏教の教えから、肉は少々の魚介類程度に抑えて、雑穀、芋、野菜だけを食べてきました。それも、朝食抜きの1日2食です。
室町時代に、キリスト教の宣教師が布教のため日本に来て、たいそう驚いたことがあります。“日本人は異常に疲れない民族だ。どれだけ力仕事をしてもケロッとしている。おまけに、皆、賢い。”と、本国への布教報告通信文にいくつも書かれています。
これは、日本人が毒のない健康食をしていたからにほかなりませんし、プチ断食(朝食をとらず、午前中は水を飲むだけで、胃が空っぽの状態で労働)していたからです。
戦後の日本において、“背が低く、腕力が弱いのは、和食にあり。”とばかり、政府のプロパガンダ(宣伝)のもと、畜産振興に多額の税金を注ぎ込み、牛肉や牛乳・乳製品こそ体に良いとされ、これらを常食するようになった今日の日本人です。
その結果が、立っていることすら苦痛になり、ジベタリアンなる若者が増えてきました。
どっか間違っていません?
日本人は、仏教を信じなくなったんだから、牛肉を食べるんなら、イスラム教徒に習ってラマダン(断食)を定期的になさったら。
もっとも、ラマダンの教えも風化してしまい、今では、日が沈んだら大晩餐会を毎日開くようになり、断食効果が消えてしまっていますが。
何にしても、古代から、断食は必須のものとして、あらゆる民族が生活の中に取り入れてきたのですから、現代人も、食が豊かになったからこそ取り入れなければならない必須の行事です。
“1日3食しっかり食べなさい”が健康上必須のこととされていますが、これも政府のプロパガンダです。こんなことを言っているのは日本国政府だけです。
“政府の言うことはウソであり、その反対がホントである”ことは、皆さんご存知のとおりでしょうから、決して信じてはあかんです。
“いや、高名な学者がそう言っているから、それはホントだ。”と思われる方も多いでしょうが、この世は御用学者ばかりと考えた方が無難です。
なぜならば、政府が任命した各種審議会の委員の先生方の言うことを、あなたは信じますか。これらは眉唾ものでしょう。まれに、任期途中で辞任される委員がみえますが、こうした方のおっしゃることが正論でしょう。原発災害対策がそれを物語っています。
(この記事は、当店「生涯現役新聞」2003年4月号を一部改変し追記したものです。)
俺イスラム勉強してきたけどそんなの初めて聞いた
きっとラマダンは間違いなんだね
これからは朝食は食べないで1日1食、玄米のおにぎりと漬物だけにします。
また、野菜を多く摂る必要もありましょう。