世界中に糖尿病が蔓延、アラブの産油国を反面教師に
経済的な豊かさと糖尿病は深い相関関係にあります。
11月14日は「世界糖尿病デー」です。4年前に国連総会で決められました。
病名が付いた記念日で国連が定めたのは、他にはエイズがあるだけです。世界的に糖尿病が問題になっているから、そうなったのです。
なお、この日は、インスリンの発見者バンディング博士の誕生日。
日本でも、糖尿病の患者数は、40年前は、たったの3万人でしたが、今や800万人を超え、予備軍を加えると2000万人に迫ります。
世界中で糖尿病の患者数が一番多いのはインドで、次が中国。人口も多いですから、そのようになります。富裕層に患者が集中していることでしょう。ちなみに日本は6位。
では、患者の割合が高い国はどこかと言うと、トップはナウル共和国で31%、2位から6位はアラブの産油国で20~30%です。
ナウル共和国はミクロネシアの小国で、戦時中は日本軍が一時占領した珊瑚礁の島です。人口は約1万人。こんな小国が独立国になっているのは、良質のリン鉱石を産出するからで、20世紀を通して、国民所得が世界一でした。
オギャーと生まれてから棺桶に入るまで、暮らしに困らない高額な年金が支給されるという国ですから、働いているのは政府の官僚だけで、民間企業は全員が出稼ぎの外国人という状態。一般の人は働かなくて良いという時代がずっと続いていたのです。もっとも、21世紀になってから資源が枯渇して、今では中国、オーストラリア、日本などの援助によって食いつないでいます。
今、小学校で「働き方」を教えているようですが、大人は「働き方」を学んでいませんから、遊び癖が付いてしまっていて何ともなりません。
よって、大人は皆、飽食・運動不足になり、必然的に糖尿病が蔓延することになってしまったのです。
アラブの産油国も事情は変わりません。公の機関は自国民が高給で少々の仕事をするだけで、民間企業はアジアの非産油国からの低賃金出稼ぎ労働者で成り立っています。
今日の日本でも、3K職場を嫌い、楽な軽い労働しかしない風潮にありますから、これからも糖尿病が増え続けるのは必至でしょう。
食欲の秋ですが、腹八分で済ませ、十分に体を動かすしか、残念ながら方法はなさそうです。
何にしても食べ過ぎです。1日3食、きちんと食べる民族は日本人ぐらいなもの。朝食が有害なことは、西欧では分かり切ったことになっていて、ごく軽くしか食べません。
「朝食をしっかり取りましょう」というスローガンは、食品の需要を上げて関連産業を成り立たせ、もって生活習慣病を生み出し、医療産業を儲けさせるだけのことです。
いっそのこと、11月14日は、「世界断食デー」にしたらどう。
断食に挑戦!
そう言ってしまったからには、小生も断食しなきゃいかんですね。
勇気がいるが、久しぶりにやってみるか。
(関連記事:4日後に投稿) こちらもご覧ください。→ 朝食抜き、1日2食で健康!!
でも、効き過ぎることがあり、その点、ヤーコン葉は効き目がソフトですから、これのお茶を食後に飲むと良いです。