多分、何に関してもそうですが、子供の頃に「カッコ良い」って思ってたものが、
大人になっても、そのまま「カッコ良い」と思えるかどうか?
大人目線の「カッコ良い」の定義って、子供の時とは「変わる」ってこと、ありますよね。
全員がそうだとは言いませんが、得てして「そうである」ことは間違いないです。
子供が見る「カッコ良さ」って漫画やテレビの影響で、シンプルに「カッコ良い」ものが「カッコ良い」になっていますが、
大人になると見た目の要素だけでなく、感覚的に意識が何周も回って感じる良さが、
さらに加わることで、子供時代とは別の「カッコ良い」の定義が生まれてくるんですよね。
ある種、知識や経験値で「センスが変わった」とも言えるかもしれません。
例えば、仮面ライダーが乗ってる「サイクロン・ゴー」が子供時代の「カッコ良いバイク」だとして、
それが大人になってそのまま「カッコ良い」とは思わなくなる。
今あるバイクで言えば「SS」系のスポーツバイクって「純粋なカッコ良さ」はありますが、
特別な個性が無いため、ライダーの全員が「カッコ良い」とは思っていないと思います。
しかし、子供が見るとこう言ったバイクが「カッコ良い」になる気がします。
要するに「SS」系のスポーツバイクは子供の頃感じたヒーローの「カッコ良さ」があるバイクで、
純粋に見た目が「カッコ良い」というバイクだとすると、大人の感じる「カッコ良い」とは違うことになります。
逆に無骨でメカメカしい古いバイク、または若干スタイルに個性がありすぎて、
万人受けする訳ではないようなバイク。
実は、こんなバイクが大人の「カッコ良い」に属する訳で、
センスの良い「ダサカッコ良さ」に繋がってくる気がするんですよね。
ぐ〜んと分かりやすく言えば、最近、世田谷ベースで所さんが「BMWの古いバイク」に乗っていますが、
あのバイクに見る「カッコ良さ」です。(笑)
人によってはアレのどこが「カッコ良い」のか?って人もいるかもしれませんが、
あのバイクの「カッコ良さ」を感じ取れない人のは、ある意味、子供時代の「カッコ良さ」をつらぬいてるタイプかもしれません。
人それぞれ「主観が違う」ってことはあると思うのですが、
子供に分かりにくいもの、その良さがわからないものの奥底に隠された「カッコ良さ」って、
大人ならではの「感覚」です。
それを兼ね備えた人が良いと言ってる訳ではなく「ダサカッコ良さ」の魅力を伝えたいなぁって、
ボク、ちょっと思ったりするんですよね!(笑)