今回、新しく発表が待たれる、スズキの新型「KATANA」ですが、現時点で大きく評価が「2分化」しています。
雑誌やWEBでは、その「全貌」がほぼ公開されていますが、
世間の評価は様々ですね。
さすがスズキ、素晴らしいマシンを作ってくれたというプラス評価もあれば、
どうも、中途半端な感じが歪めないって評価も。
で、ボクの個人的な意見を言わせてもらえば多少「残念」と言ったところです。(笑)
じゃあ、その残念は一体どこなのか?と言うと、やはり「全体的なデザイン」まぁフォルムですね。
決して性能の方ではありません。
今回の新型「KATANA」を見るに、初代のあったセンセーショナルほどの「インパクト」は無く、
パッと見た目、後継モデルであることがは分かるのですが、どこか「無難」に作ってしまってる気がするんですよね。
あっていいはずのスズキ特有の「思い切り」が影を潜め、
コストを考えてどこか無難で「そつなくまとめた」という印象に収まってしまった事が残念の理由です。
正直、この程度のデザインなら、今の流れだと他にも違った意味でインパクトのあるバイクはある気がします。
とにかくデザイン勝負で、他のどれよりも優れてなけりゃ、新型「KATANA」は本来の意味をなさない。
ボクはそう感じます。
ただ「お安くお買い求めいただけます」じゃ、つまらないって事です。
長く待たれた新型「KATANA」は、もっとファンを驚かせるものであって欲しかったですね。
そこがボクの感じた残念です。(笑)
また、ボクが考える最大の「問題点」は、既に販売されている「GSX-S1000」をベースに開発してしまった事です。
この事により、おおよそのフォルムが最初から決まってしまい、
本来必要な、鋭い「刀」のソリッドイメージを出しづらくなってしまってる。
結局「GSX-S1000」同様、フロントヘヴィーに見えますし、後部が貧相です。
ある意味、このスタイルは今の流行りを模倣していますが、「刀」はそうじゃなくて、
フロントからリアにかけて、もっと「鋭いソリッド感」があってもよかった気がします。
全てを新しく設計するとなると200万円という販売価格になるかもしれませんが、
そうなっても、そうした方が今後のニーズにハマる気もしますね。
多分ですが、先に販売されてるカワサキ「Z900RS」が最大のライバルだとすれば、
この様なカタチで収まった事も何となく分かる気もするのですが、
もうちょっと何とかならなかったものかと、個人的には考えてしまいますね!(笑)