驚くなかれ、初めてホンダ「CB400スーパーフォア」が登場したのは1992年。
今から26年前までさかのぼります。結構昔ですよね。(笑)
初期中の初期モデルはボクもよく知ってて、
当時、仲のいい友達がイエローの「CB400スーパーフォア-NC31」に乗っていました。
それまでホンダの並列4気筒エンジン搭載車両と言えば「CB-1」があったのですが、
カワサキの「ゼファー400」の登場を皮切りにすっかり人気が低迷してしまい、
それを補うカタチで、新たに登場したのが「CB400スーパーフォア-NC31」という事でした。
昔の名車「CB750F」を彷彿させるデザインに、新たに開発された水冷式並列4気筒エンジン。
古い中に最新が詰まったホンダならではの「優れたバイク」の登場です。
当時は、まだ「限定解除」時代だったこともあり、世間では中型バイクが全盛期。
兄貴分である「CB1000 SUPER FOUR」より多く売れていました。
その後、1995年にはビキニカウルに液晶メーターを搭載した「Version R」を発売。
さらにブレンボーを標準搭載した「Version S」も同時に発売されます。
スタンダードモデルと併用されて売られていましたが、この2台に関しては台数的にイマイチでした。
そして1999年、いわゆるビッグマイナーを受けて「CB400スーパーフォア-NC39」が登場します。
この車種からエンジンに「HYPER VTEC」(加減バルブ機構)が搭載される事になります。
また、若干車体デザインも変更されタイヤサイズを含め、一回り大きなものになります。
2002年には「HYPER VTEC」から「HYPER VTEC SPEC II 」に進化した新たな「CB400スーパーフォア-NC39」に。
細部を改めて見直し、より乗りやすいバイクへと移行します。
さらに、2007年には新しい「排気ガス規制」に伴い「HYPER VTEC Revo -NC42」に。
インジェクション化された事で、燃費の向上やより乗りやすいバイクへと進化します。
現在もこの「HYPER VTEC Revo -NC42」が引き続き生産されていますが、
年式により細かな仕様に変更がなされています。
また、セミカウル付きの「SUPER BOL D'OR」も同じ仕様で継続販売されています。
一説にはこの「CB400スーパーフォア-NC42」、ノーマルでは相当「パワーを抑えた作り」になっているため、
コンピューターの書き換えと、吸排気の交換で見違えるほど速くなると言われています。
大型600ccクラスに匹敵するともされているんですよね。
とにかく扱いやすく軽快で速い。
誰にでも直ぐに扱え、教習所でも使われるバイクです。
他社が同一のバイクを生産中止にしてる事を考えても「CB400スーパーフォア」いかに優れたバイクかが伺えます。
中古市場を見ると流石に初期モデルは安い価格で取引されていますが、
2007年以降のモデルに関しては結構高い相場となっています。
もちろん新車でも売られていますが、最高峰ともなると100万円を超える価格です。
大型バイクの免許を持たない人にとっては、最高の1台であることは間違いなく、
適度にカスタムして、パワーを上げてやれば、十分に走りで大型バイクに付いて行けると思います。
とにかくこの「CB400スーパーフォア」が「優等生中の優等生」である事は間違い無いですね!(笑)