クルマとオートバイを「比較」すると言っても利便性や実用性を「比較」する訳ではありません。
それだと「比較」するまでもなく圧倒的にクルマの勝利ですからね。
そんな事は詳しくない人、まぁ、誰でも分かってる結果です。(笑)
そうじゃなくて今回は、この2つの乗り物を「比較」するのはこの一点「速さ」です。
通常、一般道を走ると「加速力」が高いオートバイの方が速いという印象があります。
例えばですが、信号待ちの先頭にちょっとした国産スポーツカーと、新型ホンダ「CBR250RR」が並んで、
青信号とともに猛ダッシュをかければ、圧倒的に「CBR250RR」の方が最初だけは間違いなく速いです。
確かにそうで「250ccスポーツクラス」でも最初の加速力だけを見れば、
有名2.000ccクラスのスポーツ国産車に比べても「十分に速い」んです。
また、ボクが通っていた「岡山国際サーキット」で見ても、
排気系とコンピューターをいじっただけの「プチカスタム」のスポーツカー、
例えば、サンデードライバーがたくさん乗ってる「日産のS13~15シルビア」だと、速くても1周あたり1分50秒台前後が精々、
それに対して、ボクが乗ってたカワサキ「ZX-6R」だったら走行会レベルの実力で、1分40秒台を切る事が出来ます。
サーキットでも草レースレベルだとオートバイの方が俄然「速い」結果です。
しかし、しかしです!(笑)
ここからが問題なのですが、ある「何処」からそれが一気に「ひっくり返る」事になるんですよね。
不正確ですが何処かのカテゴリ以上から、確実に加速力も最高速もコーナースピードも全てにおいてクルマの方が速くなります。
ただ、一体どの車両以上になるとクルマの方が速くなるのか?
カテゴリで見てもはっきりした分岐点はよくわかりません。
ただ、誰でも知っていると思うのですが、最高峰クラスである「F1」と「motoGP」が競争すると、
1周で何秒も差がつくほど「F1」の方が速い事は、モータースポーツファンなら誰でも知ってる事実。
耐久レース仕様のクルマを見ても「GTカー」とレース用「スーパースポーツ」で走りを比べれても「GTカー」の方が速い。
よくよく、その差を見るに圧倒的な違いは「コーナースピード」にあることに気づきます。
サーキットを走る上で、クルマ、オートバイ共に「最高速」は似たりよったりです。
違いはとにかく「コーナースピード」の差です。
もちろん前後の加速力も関係しています。
話を戻しますが、一般道、もしくは草レースレベルだとオートバイの方が速い。
しかし、何処かのカテゴリー以上になってくるとクルマの方が速いという結果です。
もしかすると全てにおいて、クルマよりバイクの方が速いという認識を持ってるライダーがいるとするなら、
それは間違いであると、知る必要があります。
バイクが速いのはあくまで市販車レベルの話であって、マシンの競争力を高めていく事で、
何処かからクルマの方が速い乗り物だと理解しなければなりません。
街中でフェラーリやランボルギーニ、もしくはポルシェを発見し、加速勝負を仕掛けても、
必ず勝てるとは言えないという事かもしれませんよ!(笑)